2021.11.3放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所、ルカ4章では、カペナウムという場所で悪霊につかれた人が出てきます。悪霊と訳されているダイモニアンということばは、人間を宿命づけ、縛り付け、人生を諦めさせようとする力のことです。
私たちは権威に弱いものです。ある権威にあふれた人が何かを言うと、その権威に縛り付けられるということがあるでしょう。「霊的な権威」というものもあるでしょう。人生を超えたある超自然の世界を解き明かす霊能者たちに、意外と簡単に芸能人や政治家、スポーツ選手がやられてしまう。それは、「これからどうなっていくんだろうか」という不安が人間の中にはあるからでしょう。その不安を狙い、権威がかって心配を煽ってくる権威的な力があるのです。
今日、あなたを縛りつけてくる権威的な力とは何でしょうか。近所のおせっかいな人の噂話でしょうか。予備校の出す偏差値でしょうか。あなたの親が子どもの頃からあなたを縛りつけてきた価値観ですか? もしくは、あなたがあなたを縛りつけているあなたの理想としているあなたの姿でしょうか。
イエス様は悪霊に言われました。「黙れ。その人から出て行け。」 イエス様は、ダイモニアンそんな力に「黙れ」と言われます。そして、縛りつけてくる力に苦しめられている人に対して、「もう、あなたにそんなことばは聴かせない」と言ってくださるのです。イエス様のことばは神の権威にあふれたことばでした。世の中の権威とされることばではなく、怪しげな霊の権威でもなく、聖い神の権威にあふれたことばでした。囚われている人を自由にすることばでした。イエス様の説教のことばは、悪霊とはかけ離れた価値観が語られていたのです。
今日もそうです。イエス様は、「あなたの心を縛りつけてくる誰かのことばなど関係ないよ。」と言われます。「あなたは私に愛された存在だよ。あなたは私が十字架にかかるほどまでに愛した大切で特別な存在なんだ。私は、あなたを縛りつけるものに今日はっきりと言う。『黙れ』と。『あなたの人生からそんなことばを追い出す』」と。
イエス様は今日、あなたの人生に自由をもたらしてくださるのです。このイエス様のことばを受け入れ、このイエス様のことばに解き放たれていく人生を歩みませんか? 今日、この救いがあなたの前にあります。
( PBA制作「世の光」2021.11.3放送でのお話しより )
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