2021.11.5放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所では、カペナウムという場所でイエス様の説教が語られました。この説教によって悪霊が反応し、ダイモニアンという人を縛りつけてくる力をイエス様が追い出されたという箇所です。
イエス様の説教は驚きにあふれ権威があったと聖書は記します。この権威は、勉強を続けてきた学者の権威ではありませんでした。学識、学歴、地位を誇り、肩書きによりかかった、それで居丈高になるような権威ではありませんでした。そうではなく、そのように昔から人を縛りつけてくる権威を叩き壊すような、権威に縛りつけられた者たちを自由にする神の権威がそこにあったのです。
イエス様の権威あることばとは、もともとのギリシャ語では「内側から出てくることば」という意味です。つまり、借り物の人のことばではなく、律法学者などの学者のことばではなく、世の中の常識や平均値でもありません。その人自身の持っていることばです。
イエス様はご自分のことばを持っておられました。神ご自身のことばです。自由なることば、誰に支配されるのでもなく、神であることばを持っておられました。私たちが欲しいと願っていながら持つことの難しいことばです。
しかし、この権威あることばを聴き続けていくとき、私たちも自分自身のことばを手にしていくことができます。誰かの言ったことばに縛りつけられることなく、自分の信仰のことばを口にすることができるようになるのです。「クリスチャンとはこうあらねばならない」と言われて縛られてしまったならば、そこであなたがまずすることは、果たして聖書がそう言っているのかということを自分で確かめることです。聖書の権威によって、自分の親から教え込まれた厳しい神のイメージを壊されてほしいと思います。
また日本古来の神のイメージもまたあなたを不安と心配に陥れようとするでしょう。しかし聖書を読み、聖書を学び、聖書のことばに直接触れていくならば、あなたは神の権威あることばによって自由を得ていくのです。
ぜひ聖書の学びを始めてほしいと思います。放送をお届けしている各地域の放送協力会では聖書を学べる本を送ってくださるでしょう。また教会を紹介してもらってほしいと思います。私たち牧師はいつでも喜んであなたと聖書の学びを始めたいと願っています。
( PBA制作「世の光」2021.11.5放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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