♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■イスラエルの救い② / 羽鳥頼和

2022年05月27日 | Weblog

2021.11.19放送

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 使徒パウロは、新約聖書ローマ人への手紙11章でイスラエルの救いについて語っています。パウロ自身、イスラエル人でした。彼はイスラエル以外の異邦人にキリストの福音を伝える勤めを神から与えられていました。イスラエルがキリストを信じなかったことによって、救いが異邦人に及んだのですが、イスラエルはもう救われないのでしょうか。パウロはそんなことはない、と言います。イスラエルの救いについて、昨日は、キリストを信じる者を残す、と神が約束しておられることをお話ししました。

 さらにパウロは語っています。
「私は何とかして自分の同胞にねたみを起こさせて、彼らのうち何人かでも救いたいのです。」

 これはパウロの正直な気持ちであると思います。

 そしてパウロは「主の御名を呼び求める者はみな救われる。」という神の約束のことばを信じてイスラエルの救いを確信しています。そうしてパウロはイスラエルが救われることをオリーブの木の接ぎ木に例えて語ります。

 「イスラエルは神によって栽培されたオリーブの木です。多くの実を結ぶことができる木でしたが、イエス・キリストを信じなかったイスラエルは神によってその枝を折られてしまいます。イスラエル以外の異邦人は野生のオリーブの木です。イスラエルの枝が折られてしまったので、栽培種のオリーブに野生のオリーブの枝が接ぎ木されて、栽培種のオリーブの幹から栄養分を豊かに得るようになりました。」

 野生のオリーブである異邦人は、神の栽培種のオリーブであるイスラエルに接ぎ木されることによって救われるのです。ですからパウロは救われた異邦人に「あなたがたは自分を誇ってはならない。」と教えます。

 さらにパウロはイスラエルの救いについて語ります。このイスラエルの救いを、折られた枝を再び栽培種に接ぎ木することに例えています。
「野生種の枝が接ぎ木されて実を結ぶなら、折られてしまった栽培種の枝は野生種よりも接ぎ木されやすく実を結びやすいはずです。」

 イスラエルも救われるのです。神は、イスラエルはもちろん、キリストを信じるすべての人を必ず救われます。

   (PBA制作「世の光」2021.11.19放送でのお話より)
 
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