2021/5/6放送
世の光の時間です。今週のメッセージを担当しています東京にある板橋教会の牧師、大井満です。
はるか昔、新婚旅行先で起こった不思議な出来事があります。新婚旅行先で、撮影済みのカメラのフィルムが一本見当たらないことに気づいたのです。自分でゴミ箱に捨ててしまったか、もしくはホテルの掃除係りの人が間違って捨てたのではないかと思い、フロントにたずねてみたのですがフィルムは見つかりません。あれから四十年経ちましたが、今も謎のままです。私としてはフィルムを入れたつもりだけれど、入れ忘れたのではないかと無理矢理納得しているのですが、真実はわからないままです。
聖書は、私たち人間は神の前に罪人だといいます。ローマ人への手紙3章23節に、このように書かれています。
「すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、」
今日この放送を聴いてくださっているみなさん、あなたは「すべての人は罪を犯して」と言われて納得していただけるでしょうか。「いや、そんなことはないはずだ。私は、これまでずっと真面目にやってきた。少しは失敗もしたけれど、罪を犯し、などと決めつけられるのは、嫌だ」と思っていらっしゃるかもしれません。
私たちは知らないうちに、自分で意図しないままに神様に対して罪を犯してしまっています。それは何か悪いことをしたというよりも、神様を神様としないで生きている、神様との関わりを持たずに生きてきた、そのことを罪と言っているのです。
先程カメラのフィルムの話をしました。意図的にフィルムを入れなかったわけではありません。意図して捨てたわけでもありません。でも36枚の写真は結果として残っていないのです。
ローマ人への手紙は、続けてこのように書いています。
「神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。」
知らないままに罪を犯し罪人となっている私たちを神様は赦してくださいます。私たちを赦すために神様はイエス・キリストを罪人として裁き、その罪の赦しを信じる人を義として正しい者として下さるのです。感謝しかないですね。
( PBA制作「世の光」 2021.5.6放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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