2021/4/19放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり、聖書を一日一日と読み進むなら不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は使徒の働き11章18節から「いのちに至る悔い改め」と題してメッセージをお伝えいたします。
「人々はこれを聞いて沈黙した。そして『それでは神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ』と言って、神をほめたたえた。
聖書通読は続いておられるでしょうか。やはり聖書は、断片的部分的にではなく全体を通して読んでいく。そこにいろいろな発見がありますね。何遍でも読み通してまいりたいものです。
聖書が初めての方でも聖書が面白くなるコツがあります。その一つは、あまり細部にこだわらず、まず全体の流れをとらえていくことです。使徒の働きは前半が使徒ペテロ、後半は使徒パウロの物語です。
ことにこの11章は初代教会の牽引役がペテロからパウロへ変化していく極めて重要な箇所ですね。そしてそれまでエルサレムの地でユダヤ教の一派閥ナザレ派と見られていたグループがキリスト教として分離し、世界宗教に育っていくきっかけとなっている部分です。
つまりイエスの教えはユダヤ人社会から異邦人社会へ伝わり、実際にイエスを信じる異邦人が起こされていきます。
初めての異邦人クリスチャン、これを認めるべきかどうか、使徒ペテロが10章に書かれているコルネリオという人の家で起こった出来事を簡単に説明していますね。つまり神は異邦人をも受け入れておられると確信するような出来事があったと語っているのです。
そこで人々は、神は今やいのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ、と結論しました。
聖書の教えは万人のためのものです。ユダヤ人一民族に終わるものではありません。後に使徒パウロはこれをキリスト教の奥義であると言いました。
イエスにあってあらゆる民族が文化・民族・地理的な壁を越えて一つとなり、神の祝福の約束に共に預かる、と聖書は実に壮大な人類の夢を描いています。外に向かって心開く信仰を持ちたいものです。
では今日も良い一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2021.4.19放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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