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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■何を優先していくのか / 岩井基雄

2018年09月24日 | Weblog
2018/8/20放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 第三週の月曜日はマルコの福音書から学んでいます。

 神の民イスラエルの指導者やパリサイ人たちは神様が恵みとして与えてくださった律法の周りに人々が守るべき様々な規定を定め、それを人々の重荷・枷としてしまっていました。最初は律法を守るための規定だったのですが、次第に本来の目的は失われ、人々に自分たちの権威を示すためにそれを用いたのです。

 キリストはそんな彼らを偽善者と呼び、彼らの罪を示し、悔い改めへと招かれたのです。キリストは彼らの具体的な罪として、「父と母を敬う」という大切な律法をないがしろにしていることを取り上げました。

 本来は父や母に与えるべき資産をもコルバンすなわち神への捧げものとなったと宣言し、神に捧げた人々に彼らはもうそれを両親のためには用いなくて良いと告げました。特に両親と喧嘩をした時などにそのようなことが宣言されたようです。そしてあとで後悔し、その宣言を取り消したいと申し出た人にも、パリサイ人たちや律法学者たちは、神の前に誓ったことを守れ、と両親を敬うことよりもコルバンの宣言を重要視させ、より大切な神の律法をないがしろにさせたのです。キリストは彼らにこう語りました。

 「あなたがたは、『もし人が、父または母に向かって、私からあなたに差し上げるはずの物は、コルバン(すなわち、ささげ物)です、と言うなら──』と言って、その人が、父または母のために、何もしないようにさせています。
  新約聖書 マルコの福音書7章11節、12節 (新改訳2017)

 本末転倒とはこのようなことでしょう。神の恵みの律法よりも自分たちの決まりごとを優先したのです。私たちの心にも、神の義や真理や愛よりも自分のルールや希望や願いを優先しようとする誘惑があるのではないでしょうか。何に価値を置き、どこに人生の目標を置いて歩むかは私たちの人生に大きな影響を与えます。人の目や評価また自分の願いやルール以上に、神様にある真実や愛、誠実や義を目指し、優先してその歩みを進めていきませんか? 天の宝を積む人生を神は豊かに祝福してくださるのです。

 聖書のことば
 「まず神の国と神の義を求めなさい。」 
       (新約聖書 マタイの福音書 6章33節 新改訳2017)

 PBA制作「世の光」2018.8.20放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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