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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■不思議な神のご計画 / 岩井基雄

2018年09月17日 | Weblog
2018/8/13放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 
第二週の月曜日は旧約聖書に登場するヨセフの人生について学んでいます。私たちの人生は時に様々な状況に翻弄されますね。聖書の中に登場する人物も波乱万丈な人生を歩みまますが、その中でもこのヨセフの人生は特に葛藤の多いものでした。兄弟の11男として生まれたヨセフは父ヤコブから溺愛され、兄弟から妬まれ憎まれ、エジプトに奴隷として売られたのです。しかも誠実さが誤解され、牢獄への囚人ともなったヨセフでした。そこでも彼は神と人との前を真実に歩み、遂にはエジプトの大臣となり、大飢饉に備えて大量の食糧を蓄えたのです。その食糧を求めてイスラエルから兄たちがエジプトに下ってきました。大臣がヨセフであることに気がつかない兄たちを幾度も試したヨセフでした。しかし真実にへりくだり、誠意を表す兄たちの姿を通しヨセフは遂にすべてを兄たちに話すことになるのです。自分が兄たちの弟ヨセフであることを明かしたヨセフは、自分をエジプトに売ったことを互いに責めないようにと配慮し語ります。ヨセフはあらゆる試練の中で神様の不思議な導きと神の御手を見ていました。そして自分がエジプトにいて大飢饉に備えて食料を、周りの国々に与えるようになった経緯を次のように語ったのです。
 「ですから、私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、神なのです。神は私を、ファラオには父とし、その全家には主人とし、またエジプト全土の統治者とされました。」 
              旧約聖書 創世記45章8節

 奴隷として売られ、誤解され、囚人とされても、それらのすべてを働かせて益としてくださり、恵みに変えてくださる神様の愛にヨセフは信頼を置き続けたのです。もちろんヨセフにも葛藤や涙や苦悩があったに違いありません。しかし兄たちを赦し、神様に自分の人生のすべてを委ね、その神様のご計画を受け入れることによって、ヨセフは内側から変えられていったのです。神様はすべてのことを恵み・祝福へと変えてくださることができるのです。

 聖書のことば
 「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」 
       (新約聖書 ローマ人への手紙 8章28節 新改訳2017)

 PBA制作「世の光」2018.8.13放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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