♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■十戒-自由への励まし 71 / 大嶋重徳

2018年09月13日 | Weblog
2018/8/9放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。 十戒を初めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。
 十戒第六戒には「殺してはならない。」(出エジプト記20章13節 新改訳2017)とあります。

この十戒第六戒を解説した文章に、「この戒めは殺すことについてだけ語っているのでありませんか?」という問いに、「神は殺人の禁止を通して私たちに教えようとしておられること、それは妬み、怒り、憎しみ、復讐心のような殺人の芽は一種の隠れた殺人であるということです。」とあります。ここでは第六戒が、殺さなかったらそれでいいと教えているのではなく、妬み・憎しみ・怒り・復讐心は殺人の根っこであると指摘し、それは神の前の「一種の隠れた殺人」とまで言うのです。

 『氷点』や『銃口』など有名な小説を書かれた三浦綾子さんという方がおられます。北海道には三浦綾子記念館があるのですが、そこに訪れた時、「不機嫌は罪だ」という三浦綾子さんのことばに出会ったことがあります。自分の心にグサッと刺さる思いがしたことを思い出します。私もよく不機嫌になることがあります。とりわけ家族の前では甘えがあるのでしょう。私たちは不機嫌になりやすいものです。そして自分のこの小さな不機嫌の感情が起こることは当然だとどこかで思っています。自分は受けるべきではない不当な思いをしたことへの不満が湧いているからです。しかしこの小さな「面白くない」という不機嫌の感情はやがて誰かを殺してしまう道へずっと先の方で続いていることを十戒第六戒は気づかせようとしているのです。親の不機嫌な感情に曝されながら育てられた子どもはいつもビクビクしながら過ごす事となります。あるいはそのように育てられたならば自分もまた不機嫌な表情をすることを何も悪いことではないかのように思い、周りの人にも不機嫌を撒き散らすようになっていきます。不機嫌の連鎖はその人間関係に不穏な空気感をもたらします。当然、愛や平和や暖かい空気感とは違うものを生み出すのです。

 十戒第六戒はこのような不機嫌の連鎖ではなく、人を生かし、生き生きとした愛と平和に満ちた温かい感情や空気をもたらす人間関係を形成することを求めているのです。

 今朝、あなたに出会う人が平和な気持ちになるなら、どれほど素晴らしいことでしょうか。神様があなたに持っておられる感情はまさに愛と平和です。この神様から愛と平和をいただきながら、笑顔で一日を始めていきたいと思います。

    ( PBA制作「世の光」2018.8.9放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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