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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■孤独と痛みの中での祈り / 岩井基雄

2018年09月10日 | Weblog
2018/7/30放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 
第一の月曜日は詩篇から学んでいますが、今日は詩篇109篇の前半から、「孤独と痛みの中での祈り」と題してご一緒に考えてみましょう。

 先月は、「あなたの救いを待ち望みます」と題し、葛藤の中にあってこそ神様に信頼し、自分の思いをそのまま祈りとし、救いを待ち望む心の平安を学びました。今日の詩篇には更に詩篇の作者の深い孤独や葛藤が歌われています。早速お読みします。

 私の賛美である神よ。沈黙しないでください。
 彼らは 邪悪な口と欺きの口を私に向けて開き
 偽りの舌をもって私に語るからです。
 彼らは 憎しみのことばで私を取り囲み ゆえもなく私に挑んできます。
 私の愛に代えて 彼らは告発で応じます。私は祈るばかりです。


  旧約聖書 詩篇109篇1節から4節

 この詩篇はイスラエルの王ダビデが歌っています。王の孤独というのは分りにくいかもしれませんが、責任の重いリーダーゆえの孤独や葛藤があります。神様が沈黙されているかのような悲しみをダビデは通りました。自分のいのちが狙われたり、彼の真実さや愛が踏みにじられ、告発を受けるという痛みを通ったのです。しかし、ダビデのすごさは、そのような中になっても神様に信頼し、すべての思いを神様に祈りとしてささげ、そして祈りを歌にしたことでした。

 「私の賛美である神よ。・・・私は祈るばかりです。」と、彼は深い葛藤の中で神様への信頼を捨てず神様への祈りをささげているのです。このダビデの正直な祈りのことばにどれほど多くの人々が慰められ励ましを受けてきたでしょうか。私たちのすべてを御存知の神様の前に、私たちは取り繕う必要がありません。祈りは私たちを内側から変えていくのです。そして、人知をはるかに超えた平安を神様は私たちに、そしてあなたに与えるのです。あなたもどんな中にあっても、そのままの心を神様に祈ってみませんか?

 聖書のことば
 「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。
        新約聖書 ピリピ人への手紙 4章6節、7節

 PBA制作「世の光」2018.8.6放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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