♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■忍耐と励ましと希望の神 / 羽鳥頼和

2016年11月26日 | Weblog
2016/11/26放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 「絆」(きずな)ということばをよく聞きます。今、人と人がしっかりと繋がり、助け合い、愛しあって共に生きることが求られています。今日は聖書が教えている「共に生きること」についてお話ししたいと思います。

 新約聖書ローマ人への手紙15章には、キリスト教会の人々に、どうしたら共に生きていくことができるかが教えられています。そこには共に生きるための神への二つの願いが記されています。

 一つ目はこんな願いです。「どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。」(5節)
 
 そして二つ目はこんな願いです。「どうか、希望の神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、希望にあふれさせてくださいますように。」(13節参照)
 これらの願いは、人が共に生きて行くときに、同じ思いを持つことができるように、そしてみんなが希望をもって共に生きていることができるように、という願いです。そしてこの願いでは、願いを聞いてくださる神のことを、「忍耐と励ましの神」「希望の神」と呼んでいます。これは共に生きるために必要な忍耐と励まし、そして希望は、神からしか与えられないものなので、神のことをこのように呼んでいるのです。共に生きるには忍耐と励まし、そして希望が必要です。

 聖書は言います。「力のある人が力のない人たちの弱さを担うために、そして隣人を喜ばせるために、神からの忍耐と励ましが必要です。さらに、共に生きるためには、皆が神からの希望に満たされることが必要です。」と聖書は言うのです。

 共に生きるのに必要な忍耐と励ましと希望を神は与えてくださいます。日本語の「絆」ということばには、「手枷足枷などで縛り付ける」というような意味合いもあるそうです。人と人とのしがらみです。しかしそのような状態になっても良い人間関係を築くことができるように、神は忍耐と励まし、そして希望を与えてくださるのです。

 明日は日曜日です。あなたもぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

  (PBA制作「世の光」 2016.11.26放送でのお話より )
 
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