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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■落胆の沼 / 板倉邦雄

2016年11月02日 | Weblog
2016/11/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「落胆の沼」という題でお話ししましょう。

私たちは人生の旅路においてしばしば落胆の沼の中に落ち込むことがあります。まさにシナイ山を出発したイスラエルの人々を待っていたのは落胆の沼だったのです。

 さて神様が約束してくださったカナンの報告を聞いたイスラエルの人々は失望してしまいました。土地は素晴らしいのです。豊かな牧草地とたくさんの草花が咲き誇っているのです。まさに乳と蜜の流れている地と言っても言いすぎではありません。しかしそこに住んでいる人々は巨人で強く、しかも住んでいる町は堅固な城壁に囲まれていました。12人の探索隊の内10人までが悪い報告をしました。

 それを聞いたイスラエルの全会衆は泣き明かしたのです。そして再び指導者モーセとアロンに向かってつぶやきました。「私たちは、エジプトの国で死んでいたら良かったのだ。なぜ主なる神様は私たちを約束の地などに連れてきて剣で倒れさせ、また私たちの妻や子どもたちを先住民の餌食とされるのでしょうか。そうだ、私たちは別のもう一人の指導者を立ててエジプトに帰ろう。」と言いだす始末でした(民数記 14章1~4節参照)。この時、約束の地を探ってきたヨシュアとカレブの二人は衣を裂き、全会衆に向かって訴えました。「私たちが行きめぐって探った土地は非常に良い地です。主なる神様が良しとされるなら私たちをその地に導いて行ってその地を私たちにくださるでしょう。主なる神様が私たちと共におられますから彼らを恐れてはならないのです。」(民数記 14章6~9節参照) しかし、すっかり失望と落胆の沼に心と足を取られた人々は石を手にして二人を打ち殺そうとしたのです。主なる神様への信仰を失う時、私たちはどうなるか分からない将来を悲観して落胆し後ろ向きになってしまうのですねえ。

 聖書のことばです。
 「あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。・・・あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」 
                   ペテロの第一の手紙5章6節と7節

  (PBA制作「世の光」2016.11.2放送でのお話より )

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