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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■起きて、床を取り上げて歩け -6 / 大嶋重徳

2016年11月08日 | Weblog
2016/11/8放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
聖書には38年間、ベテスダの池で寝たきりの人が癒された出来事が記されています。イエス・キリストは彼に、38年間寝たきりの布団をたたむように語られ、「もう罪を犯してはならない。」(ヨハネ福音書 5章14節参照)と言われました。
 

 蛙を40度ぐらいに温めたお湯にポチャンと入れると、蛙は、熱っ熱っ!というような慌てたリアクションで飛び跳ねて出て来るそうです。しかし冷たい水の中で蛙を入れて、それから少しずつ温めていくと、別に何の問題もなく気持ち良さそうにスィーッと泳ぎながら、ある温度を過ぎるとプカッとお腹を見せて浮き始め、そしてそのまま死ぬと言います。罪とはこういうものなのだと思います。罪とは決して居心地が悪いわけではありません。罪を犯すとは虚しいことですと言われることがありますが、罪を犯している最中はドキドキして面白いのです。むしろ孤独な心に優しくて甘い。しかし確実に私たちを滅ぼしていくのです。良くなりたいと思わせず、変わりたいと思わせない。生きていながら生きている意味を見失わせ、いつの間にか死に向かっていくような人生にしてしまうのです。

 聖書は罪をこう記します。
 「私は、自分でしたいと思う善を行なわないで、かえって、したくない悪を行なっています。もし私が自分でしたくないことをしているのであれば、それを行なっているのは、もはや私ではなくて、私のうちに住む罪です。」(ローマ 7章19節、20節)

 変わりたいと願ってもできない。かえってしたくない悪を行なってしまう。自分自身の深い所の根っこの所の、自分ではどうにもならない思い。自分が自分でコントロールできない。本来こうありたいと願うところから外れてしまっている行為の数々。

 38年間、寝たきりの彼にイエス様は、「起きて布団を取り上げて歩きなさい」と言われたように、今日もあなたに語られます。「あなたがずっと入り込んでいたあの罪の布団から起きてきなさい。その布団を畳みなさい。」と。「やめようと思ってもやめられない誘惑から出てきなさい。溜まってくるストレスを吐き出す手段として孤独を感じると潜り込んでしまうあなたのその罪の布団から体を起こしなさい。そして私と共に歩いていく人生へと踏み出そうではないか。」 

 私たちは朝ごとに、この主からのことばを聞きながら、新しくされた人生を歩き出したいと思います

  ( PBA制作「世の光」2016.11.1放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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