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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■聖霊に満たされなさい / 関根弘興

2016年11月14日 | Weblog
2016/11/14放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 今日も聖書のことばを最初に紹介しましょう。新約聖書エペソ人への手紙5章18節
  「また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。

 クリスチャンになったらお酒が飲めなくなると誤解している人が時々いますが、聖書は「酒を飲むな」とは言っていません。イエス・キリストは水をぶどう酒に変えたくらいですからねえ。またパウロは「少量のぶどう酒は健康のために良い」とも書いています。しかし箴言の31章という所には、「酒を飲むことは王のすることではない。酒を飲んで勅令を忘れ、すべて悩む者の裁きを曲げるといけないから。」 このように書かれています。つまり酒を飲むと冷静で適切な判断力を失うから指導者は酒を飲んで酔っぱらってはいけない、という訳ですね。

 また今日の箇所ではパウロは「酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。」と言っています。「放蕩」ということばはギリシャ語ではアソーティアということばが使われています。これは「救う」とか「生かす」という意味のことばに打ち消しの「ア」が付いたことばで、「救われない」とか「生かされない」という意味なんですね。つまり、あなたが幾ら酒で憂さを晴らそうとしても所詮アソーティア、つまり、救われませんよ、ということなんです。

 パウロが活躍した時代も今の時代も同じようにいろんな困難や苦しみが人生には襲ってきます。しかしだからといって何か問題や苦難がある時に、酒に酔って憂さ晴らしをするような一時しのぎの生き方は賢い生き方ではない、必要なのは御霊に満たされることだ、とパウロは教えたんです。御霊とは聖霊のことです。

 では聖霊に満たされるとはどういうことでしょう。聖書にはイエス・キリストを救い主として信じるとき、一人ひとりの内に聖霊なる神様が住んでくださるのだ、と約束しています。聖霊は父なる神、子なるイエス・キリストと同じ本質をもった方です。ですから聖霊に満たされるとは、神様の愛とイエス・キリストの恵みを深く味わう生涯とされていくということなんですね。神様がどんな時にも共にてくださることを知る生涯となっていくのです。私たちの人生には自分ではどうすることもできない悲しみや苦しみを経験します。だからこそ聖霊の助けと慰めを得ながら歩んで行く者となっていきましょう

(PBA制作「世の光」2016.11.14放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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