♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ヤコブへの神の祝福 / 岩井基雄

2016年11月11日 | Weblog
2016/11/11放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 月の第二週の金曜日に学んできたヤコブの人生もいよいよ最後になりました。
 今日はヤコブの人生の最後の、神からの祝福の場面です。

 「ヤコブがパダン・アラムから帰って来たとき、神は再び彼に現われ、彼を祝福された。」(創世記 35章9節)と聖書にあります。パダン・アラムとは母リベカの故郷であり、おじラバンが住んでいた場所です。故郷を離れたヤコブはその地で取り扱われましたが、神様は約束の地カナンに戻ってきたヤコブを改めて祝福するのです。それはヤコブだけではなく神の民イスラエル全体の祝福という意味をも持っていました。
 聖書はこう語っています。
 「神は彼に仰せられた。
  『あなたの名はヤコブであるが、あなたの名は、もう、ヤコブと呼んではならない。あなたの名はイスラエルでなければならない。』
  それで彼は自分の名をイスラエルと呼んだ。
  神はまた彼に仰せられた。
  『わたしは全能の神である。生めよ。ふえよ。一つの国民、諸国の民のつどいが、あなたから出て、王たちがあなたの腰から出る。』

    旧約聖書 創世記35章9節から11節

 双子の兄エサウをも父イサクをも押しのけて自分だけの祝福を奪ってきたヤコブでした。「押しのける」という意味を持つヤコブは御使いと戦う中で砕かれ、「神の勝利」という意味を持つ「イスラエル」という新しい名前を与えられました。そしてその名前は神様の民にも与えられ、神の祝福を受け取っていきます。その名の通り、神様ご自身が民のために戦い、勝利を取ってくださるからです。またこの神様の祝福のメッセージは王の誕生をも預言します。「一つの国民、諸国の民のつどいが、あなたから出て、王たちがあなたの腰から出る。」 問題を抱えていたヤコブは神様の恵みによって取り扱われ続け、彼を通して王の誕生が預言されます。それはダビデ王を指し示し、ダビデの子孫、真の王である救い主イエス・キリスト誕生の預言でもありました。欠けの多い愚かな者にも神様は恵みと祝福を豊かに与えてくださいます。神様の恵みとあわれみと真実と祝福はあなたにも注がれています。あなたも神様の祝福を心から受け取って、力強く人生の歩みを進めていきませんか? 神様はあなたを祝福するだけでなく、あなたを通して周りの方々に豊かな祝福を注いてくださるのです。

  (PBA制作「世の光」2016.11.11放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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