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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたは正しい人だ / 福井 誠

2016年11月17日 | Weblog
2016/11/17放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたは正しい人だ」です。それでは第一サムエル記29章6節から読んでみましょう。
  そこでアキシュはダビデを呼んで言った。「主は生きておられる。あなたは正しい人だ。私は、あなたに陣営で、私と行動を共にしてもらいたかった。あなたが私のところに来てから今日まで、私はあなたに何の悪いところも見つけなかったのだから。しかし、あの領主たちは、あなたを良いと思っていない。

 ダビデはここで窮地に立たされていますね。彼と彼の部下は戦争に駆り出されるのですが、戦う相手は同胞のイスラエルでした。敵国ペリシテ軍の一部隊として戦列に並ぶ羽目になってしまったのです。そして参集した将軍たちはダビデを見るやいなや、「こいつは『サウルは千を打ち、ダビデは万を打った』と、かつて称えられた敵国の将ではないか。一緒に戦列に加えるべきではない。」と言い出しました。ペリシテの王アキシュはダビデを全く信頼していますが、そのアキシュに仕える将軍たちは全くダビデを信用していません。結局ダビデはその戦列から外されて窮地から救われることになるのです。

 しかしこのエピソードを読む時に、いろいろと複雑な問題を感じるのは私ばかりではないでしょう、ペリシテの王アキシュは言いました。「主は生きておられる。あなたは正しい人だ。」と。しかし現実はそうではなかったですね。そして戦列から外された時に、ダビデはアキシュに自らの誠実を主張しています。明らかにアキシュを騙しているのに、嘘を言い、張ったりをかましたのです。倫理的な目でこのエピソードを読むなら、そこにはダビデのどす黒い心を思わざるを得ません。とうとうダビデもまた社会の不条理の中で毒されてしまった、汚れてしまった、と思わざるを得ませんね。

 けれども更に重要なのは、そんなダビデを神は見捨てなかったことです。神はここでダビデを窮地から救っていますし、この後もダビデに約束した通りダビデをイスラエルの王として回復させられるのです。正しい人間ではなく罪深い人間に寄り添いながら人生を導き正してくださる主がおられることを、ぜひ知っていただきたいと思います

(PBA制作「世の光」2016.11.17放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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