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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ひどくわなないた / 福井 誠

2016年11月10日 | Weblog
2016/11/10放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「ひどくわなないた」です。それでは第一サムエル記28章5節から読んでみましょう。
 「 サウルはペリシテ人の陣営を見て恐れ、その心はひどくわなないた。

 ダビデが自分の先行きを悲観して、もはや諦めを持って敵の陣地に逃れていった頃、その一方で、ダビデを追跡していたサウルもまた行き詰まりを経験していました。不思議なものですね。ダビデもサウルもお互いに追い詰められているのです。

 サウルはペリシテ人に囲まれ、この戦いに勝利できるかどうかあやしいきわめて危機的な状況に立たされています。ダビデを追うどころではない。ダビデは、神のどんでん返しなどもう無理だ、主よいつまでですか、と人生諦めの境地にいたというのに、サウルに神の手が下るのは目と鼻の先の出来事であったのですね。人間は本当に先を見通せないからこそ判断を誤り、道を迷ってしまうことがよく理解されます。

 ともあれ、追い詰められたサウルにも、もはや助言や励ましを与える者はいませんでした。そこでサウルは自分が忌み嫌い追放していた霊媒や口寄せに頼ることを考えつくのです。そしてサウルは霊媒の力を借りて死の世界からかつてのイスラエルの指導者サムエルを呼び出し、その危機にあって導きを得ようとしました。

 しかし実の所サウルは答えを知らなかった訳ではないのでしょう。すでにすべきことが分かっていたはずなのですが、それが自分の思う通りのことではなかったので他の答えを探し続けていたのですね。実にリアルに人間の性(さが)が描かれていますね。ですから霊媒に頼って期待通りの答えを得られなかったサウルは絶望の中に落とされていきます。霊媒に呼び出されたサムエルが語ったことばはサウルを驚愕させるものでした。サウルはペリシテへの敗北のみならず死をも宣告されたのです。サウルに神の答えがなかったのは、もはや神が十分語っており、これ以上語るべきことはなかったということでした。

 今日、神は聖書を通して十分にご自身の御心を語っておられます。神を探し求めるのではなくて聖書に神の御心を聞くことが求られているのです。

(PBA制作「世の光」2016.11.10放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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