goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■破れ口に立って / 板倉邦雄

2016年11月09日 | Weblog
2016/11/9放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「破れ口に立って」という題でお話ししましょう。

人々の破れ口に立って神様に執成しの祈りをした人物は神の人モーセでした。

 さて主なる神様は、落胆の沼に落ちてエジプトに帰ろうと言い出したイスラエルの人々に対し、とうとう堪忍袋の尾が切れてしまいました。主なる神様はモーセに言いました。
 「この民衆はいつまでわたしをあなどるのか。わたしが様々なしるしを彼らに行なったではないか。紅海の海を渡らせたではないか。飲めない水を飲める水にしてあげた。天からいのちの水を毎日与えた。十のことばをシナイ山で与えたではないか。わたしの力と恵みを目撃したのに彼らはいつまでわたしを信じないのか。わたしは恐ろしい伝染病をもって彼らを打ち滅ぼそう。」(民数記14章11節、12節参照)

 その時モーセは彼らの破れ口に立って主なる神様に申し上げたのです。
 「今もしあなたがこの民衆を一人残らず殺されるならば、そんなあなたのことを聞いた他国民たちは語って言うでしょう。『主という名の神はご自分が与えると誓った地にこの民衆を導き入れることができなかったため彼らを荒野で殺してしまったのだ。』 どうかそんなことを言わせないでください。どうぞあなたが約束されたように、いま主よ、大いなる力を現してください。あなたがかつて私に言われました。『主であるわたしは怒ることが遅く、慈しみに富み、罪咎を赦す者。しかし罰すべき者は決してゆるさず、父の罪を子に報いて三、四代に及ぼす者である。』 どうぞあなたの大いなる慈しみによって、エジプトからこのかた今に至るまでこの民衆を赦されたように、この民衆の罪を赦してください。」(民数記14章13節~19節参照)

 主なる神様はモーセに答えられました。
 「わたしはあなたのことばの通り、彼らを赦そう。」(民数記14章20節参照)
 
 神の人モーセの必死の執成しの祈りによって人々は赦していただきました。人々の破れ口に立って神様の前で執成しの祈りを捧げたからです。

 モーセから1400年後、神の独り子イエス・キリストは私たちの破れ口に立って十字架の上で私たちのために祈ってくださいました。
 「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」           ルカの福音書23章34節 (口語訳聖書)

  (PBA制作「世の光」2016.11.9放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする