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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神は覚えていてくださる/岩井基雄

2015年12月11日 | Weblog
2015/12/11放送


 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。月の第2週の金曜日は旧約聖書に登場するヤコブの人生について学んでいます。ヤコブとその家族は様々な苦難を通して神様に取り扱われていきましたね。私たちの人生の中にも、さまざまな苦難や葛藤があります。自分の誕生や命を喜ぶことができない人もいらっしゃれば、深刻な不妊の悩みや痛みを抱えるご夫婦もいらっしゃるでしょう。

 ヤコブには二人の妻レアとラケルがおり、この二人は姉妹同士でしたが、二人の間には様々な争いがありました。姉のレアには次々に子どもが与えられましたが、夫ヤコブの愛情を受けることはできなかったのです。それに対して、妹のラケル美しく、夫の愛を受けていましたが、自分の子どもは与えられなかったのです。

 現代でもこの赴任という悲しみは小さくありませんね。でも当時のイスラエルではこの不妊の悩みはまるで神様に見捨てられたのではないかと思うような深刻な事態だったのです。しかし聖書はこう語っています。
 「神はラケルを覚えておられた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。」   旧約聖書 創世記30章22節

 姉のレアが次々に6人の子どもを与えられる中にあって、ラケルはどれほどの心の痛みや焦りを覚えていたことでしょう。神様に自分は見捨ててしまったのではないかと思うような現実でしたが、命と愛の主権者でいらっしゃる神様は、ラケルを覚えていらっしゃり、また彼女を憐れんでくださったです。女奴隷を通してあるいは恋なすびなどの様々な人間的な方法によらず、ただ神様の憐みと恵みによってラケルは子どもを授かったのです。
 ラケルは長く待つ必要がありました。待つということ自体困難なことですが、その中で神様は私たちの心を整えてくださいます。問題の根っこは神様にではなく、私の心にあることが多いのです。思い煩わずに神様に委ね、困難な状況の中でこそ静まり、心から主権者なる神様のみわざと憐みを待ち望む者とさせていただきまませんか? 神様はあなたを覚えていらっしゃいます。

 聖書のことば
 「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」 新約聖書 ペテロ第一の手紙 5章7節



(PBA制作「世の光」2015.12.11放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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