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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ヨセフを変えた神の夢 4 / 大嶋重徳

2015年12月22日 | Weblog
2015/12/22放送


 「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『』不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる。」イザヤ書 9章6節

 世の光の時間です。クリスマスおめでとうございます。大嶋重徳です。
 聖書には婚約者マリヤの妊娠に思い悩み、婚約破棄しようとするヨセフに夢の中で現れた主の使いの物語が出てきます。

 主の使いはヨセフに語ります。
 「この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる」(マタイ 1章21節)と。

 ヨセフは正しい人でした。神様に従って生きて行こうと一所懸命な人でした。人間的に言えばマリヤの犯したとみられる罪をかばうことにも一所懸命でした。ですが、ここで主の使いはヨセフの罪を問題にしているのです。

 この「罪」ということばの前には正しい人ヨセフの人間的な精一杯な判断の中にも神の前の完全な正しさなどはありません。実際ヨセフはマリヤが幾ら「聖霊によって身ごもったの」と言っても、マリヤを信じることはできませんでした。マリヤを守ろうとしたと言っても、それもまた自分が深く傷つかないように自分を守る自分中心の罪深い自分でしかなかったのです。この出来事でヨセフは自分の正しさ中にどうしょうもない限界を知らされたのです。自分の愛の弱さ、自分の愛の限界を知らされたのです。だからこそ主の使いの「ご自分の民を罪から救う」ということばがヨセフを捉えたのです。「ヨセフ、あなたもまたこの救いを受け取りなさい。あなたの罪の赦しを受け取りなさい。」 ヨセフにはこう響いたのです。

 自分の正しさに生きることに破綻したヨセフ、それは今日ラジオの前にいる私たちの姿でしょう。どこまで行っても愛のない自分、自分の正しさで大切な人を傷つけてしまう自分、自分の計画を握り締め、神様に従うことを拒む自分がずっと居続けているでしょう。
 クリスマスは私たちに、「この方にあなたの罪から救っていただきなさい」と語ります。「救われ続けなさい」と語るのです。「正しい顔をして自分でやっていけるような顔をするな」と。私たちはクリスマスを迎えるたびに、このご自分の民を罪から救ってくださる方によって何度も何度も赦され続けたいと思います。そして罪から赦された喜びに満ち溢れてこのクリスマスを過ごしたいと思うのです。

  ( PBA制作「世の光」2015.12.22放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



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