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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■アマレク人との戦い/板倉邦雄

2015年12月30日 | Weblog
2015/12/30放送


世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「アマレク人との戦い」という題でお話ししましょう。

 私たちの人生は戦いの連続と言って良いでしょう。生活との戦い、老いとの戦い、病との戦い、そして人との関係との戦いもありますね。時に、アマレク人がイスラエル人と戦うためにやってきました。エジプトを脱出しての初めての外からの戦いだったでしょう。モーセは若いヨシュアに命じました。「私たちを守るために戦闘員を選び、出て行ってアマレク人と戦いなさい。私は明日、神の杖を手に取って丘の頂上に立つであろう。」(参照 出エジプト記 17章9節)

 ヨシュアはモーセに言われた通りに出ていってアマレク人と戦いました。モーセは約束通りアロンとホル(※新改訳聖書は「フル」)を従えて丘の頂きに登り、立ちました。モーセが手を挙げて祈っているとイスラエル人は勝利しました。疲れて手を下げるとアマレク人が勝利するという、一進一退の攻防が繰り広げられました。しかしモーセの手がだんだん重くなってきました。手を挙げることができません。このままでは負けてしまいます。そこでアロンとホルの二人は石を取ってモーセの足元に置きました。その石の上にアロンとホールは座ります。そしてアロンは右に、ホルは左に座り、モーセの手を支えたので、モーセの手は日没まで下がることはありませんでした。そのおかげでヨシュアは剣を持ってアマレク人の兵士たちを打ち破ることができたのです。

 さてここで実際に戦っているのはヨシュアと戦闘員たちでした。しかし勝つか負けるかの勝敗の鍵を握っていたのはヨシュアたちではなく、丘の上で両手を上げて神に祈るモーセと疲れたモーセの両手を支えたアロンとホルの二人のサポートでしたね。神への祈りの生活こそ人生の戦いに勝つ秘訣ではないでしょうか。16世紀の宗教改革者マルチン・ルターは、忙しければ忙しいほど多くの時間を祈るために捧げた、と言われています。祈りという天の神様とのパイプを通して、全知全能の神の力をいただきたいのです。そして神の力に押し出されて日々の戦いに向かって参りましょう。

 (PBA制作「世の光」2015.12.30放送でのお話より )

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