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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■落ち着いて信頼すれば/福井 誠

2015年07月23日 | Weblog
2015/7/23放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。 今日のバイブル・メッセージは「落ち着いて信頼すれば」です。

 それではイザヤ書30章15節をお読みしましょう。
 「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。

 預言者イザヤは当時エジプトと同盟を結ぼうとしたイスラエルに警告を発しました。「どんなに謀り事をめぐらしても、また同盟を結んでも、わたしによらず---つまり神様抜きに---ことを進めるならばそれは決して思い通りに結果となることはない。」(参照 イザヤ書 30章1節)と。

 当時のイスラエルはエジプトと同盟を結ぶためにエジプトの古代都市ツォアンと更にナイル川を遡った奥地にあるハネスという町まで出向いて、エジプトの王様に貢物を納めようとしました(参照 イザヤ書 30章2、4節)。しかしそんなに苦労しながら奥深くエジプト中部にまで貢物の財宝を運んでいくイスラエルに対して、そんな行為も神様を抜きにするならば虚しいばかりか、一層のこと「恥となり、そしりとなる。」(イザヤ書 30章5節)、と言うのです。

 またイザヤは特定の国 エジプトとの同盟に反対している訳ではありません。かつてイザヤはアッシリヤと同盟を結ぼうとしたアハズ王に反対しました。またアハズ王に反対して他の国と同盟を結ぶ事する者たちにも反対しました。つまり、神様以外の何ものにも頼ろうとすることに一切反対したのです。

 そして言います。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」 落ち着いて、目に見えない神様に信頼すれば、あなたがたは力を得る、という訳ですねえ。

 人生に於いてあなたを守り立てる神様を認めなさい、という訳です。人は目先の脅威にどうしても具体的な何かに頼らざるを得ない気持ちになるものでしょう。神様とは言っても、目に見えないものはあてにはならない、それが私たちの心の現実ですね。 しかし目に見えないものにこそ目をとめなくてはいけません(参照 詩篇 33:16、17節 2コリント 4章18節)。目に見える現実を支配する目に見えない神の働きにこそ心を留めなくてはいけません。私たちがこの現実について手に負えないと思う時はなおさらですね。

 落ち着いて神様を信頼し、神様の祝福に与るものでありたいですね。

(PBA制作「世の光」2015.7.23放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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