2015/7/28放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった主の祈りという祈りがあります。 主の祈りには「御国を来たらせたまえ」という祈りがあります。
私は学生伝道(※大学生にキリスト教信仰を伝える)の仕事をしていますが、ある時期、何のためにこの仕事をしているんだろうか、ということで悩んだことがありました。そしてその頃、マレーシアに自分と同じように学生伝道の働きを始めたばかりの世代が集まってトレーニングを受ける機会があったのです。悶々として自分は、いろんな人に、何のためにこの仕事をしているんですか?と聞いて回りました。すると、空港に送ってくれたタクシーの運転手をしているクリスチャンの方で、運転をしながら、「神の国を建てているんだよ」と言われたのです。格好いいなあ、と思いました。
「御国を来たらせたまえ」と祈るクリスチャンは、自分が置かれている場所で神の国の建設をなします。ある人は医療関係者として、ある人は教育の現場で、ある人は営業先で、ある人はリンゴ農園で、今日の自分の一日が神の国の建設をなすとはどうすることだろうか、と考えながら生きるのです。また父親として母親として夫として妻として子どもとして、神の国を建てあげると一体何なのか、と問い続けながらキリスト者はこの日常を生きるのです。
その生き方は周りの人たちに問いを生み出します。なぜあの人はそんなに忠実に仕事をするんだろうか、なぜこのような状態に陥ってもなおあの人は心の平安を失わないのだろうか、なぜ多くの人が平気で不倫をし浮気をする中であの人はひとりの妻だけを愛し抜こうとするのだろうか。そして周りの人は思うのです。ああ、彼は彼女はクリスチャンだからか。だからこのような失望せざるを得ない状況の中でも祈り続けることができるのか。・・・
「御国が来ますように」という、神の国の実現を願うクリスチャンの生き方はこの世界にクリスチャンとして生きる魅力を伝えながら生きることとなるのです。
あなたが今日家族のためにお弁当を作り、早起きして朝ご飯の準備をし、包丁でトントントンと大根を切るまな板の音は、神の国の柱のくぎを打つ音と一つのことだ、と神様は数えてくださるのです。あなたが病床で「御国が来ますように」と祈る祈りは、神の国の建設のために何よりも必要なことをしてくれた、と神様が喜んでくださる祈りとなるのです。
このようにして生きるキリスト者の生き方を通して神の国の建設はなされ、神の国は実現していくのです。
( PBA制作「世の光」2015.7.28放送でのお話しより )
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった主の祈りという祈りがあります。 主の祈りには「御国を来たらせたまえ」という祈りがあります。
私は学生伝道(※大学生にキリスト教信仰を伝える)の仕事をしていますが、ある時期、何のためにこの仕事をしているんだろうか、ということで悩んだことがありました。そしてその頃、マレーシアに自分と同じように学生伝道の働きを始めたばかりの世代が集まってトレーニングを受ける機会があったのです。悶々として自分は、いろんな人に、何のためにこの仕事をしているんですか?と聞いて回りました。すると、空港に送ってくれたタクシーの運転手をしているクリスチャンの方で、運転をしながら、「神の国を建てているんだよ」と言われたのです。格好いいなあ、と思いました。
「御国を来たらせたまえ」と祈るクリスチャンは、自分が置かれている場所で神の国の建設をなします。ある人は医療関係者として、ある人は教育の現場で、ある人は営業先で、ある人はリンゴ農園で、今日の自分の一日が神の国の建設をなすとはどうすることだろうか、と考えながら生きるのです。また父親として母親として夫として妻として子どもとして、神の国を建てあげると一体何なのか、と問い続けながらキリスト者はこの日常を生きるのです。
その生き方は周りの人たちに問いを生み出します。なぜあの人はそんなに忠実に仕事をするんだろうか、なぜこのような状態に陥ってもなおあの人は心の平安を失わないのだろうか、なぜ多くの人が平気で不倫をし浮気をする中であの人はひとりの妻だけを愛し抜こうとするのだろうか。そして周りの人は思うのです。ああ、彼は彼女はクリスチャンだからか。だからこのような失望せざるを得ない状況の中でも祈り続けることができるのか。・・・
「御国が来ますように」という、神の国の実現を願うクリスチャンの生き方はこの世界にクリスチャンとして生きる魅力を伝えながら生きることとなるのです。
あなたが今日家族のためにお弁当を作り、早起きして朝ご飯の準備をし、包丁でトントントンと大根を切るまな板の音は、神の国の柱のくぎを打つ音と一つのことだ、と神様は数えてくださるのです。あなたが病床で「御国が来ますように」と祈る祈りは、神の国の建設のために何よりも必要なことをしてくれた、と神様が喜んでくださる祈りとなるのです。
このようにして生きるキリスト者の生き方を通して神の国の建設はなされ、神の国は実現していくのです。
( PBA制作「世の光」2015.7.28放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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