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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の祈り 25 / 大嶋重徳

2015年07月21日 | Weblog
2015/7/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった主の祈りという祈りがあります。主の祈りには「御国を来たらせたまえ」という祈りがあります。

 造られた最初の人アダムとエバには「生めよ。ふえよ。地に満ちよ。地を従えよ。」(参照 創世記 1章28節)と、神の国の建設という使命が与えられました。アダムとエバは、「神様、今日はどこを耕しましょうか」と神様と相談しながら労働をなしたのです。まさに世界は神が造られた砂場のようなものでした。

 私は数年前まで小さな息子と砂場で遊びに行くことがありました。息子が私と遊ぶその目はキラキラと輝き、「お父さん、一緒にこの砂でケーキ作ろう!」 そして「木の枝でローソクを立ててフーッて消して!」 息子の様子は私と遊ぶことがもう楽しくてしょうがない、まさに神の国の建設はこの世界で人間にとって人生の喜びそのものでした。

 しかし創世記の3章で人間は罪を犯し、生きる意味を見失ってしまいます。働くことは虚しさに変わり、額に汗して食べるための労働へと変わってしまいました。神の国の建設という使命を失い、むしろ自分の国の実現のために面白おかしく生きようとするようになったのです。

 しかし神様はご自分の創られた世界と人間を諦めることをなさいませんでした。

 イエ様が福音宣教の働きを始められた最初のことばは、「時が満ち、神の国は近づいた。悔い改めで福音を信ぜよ」(参照マルコ 1章15節)と語られたのです。イエス様がこの地上に来てくださり十字架にかかり、私たちの罪を解決してくださったのは、私たちが救われて、もう一度神の国の建設という使命を取り戻すためにだったのです。

 私たちがクリスチャンになると言うことは天国への片道切符を手に入れてあとはそれを落とさないようにドキドキしながら生きるためにクリスチャンになったのではありません。私たちがクリスチャンになったのは、「御国が来ますように」と主の祈りを祈りながら、自分の人生はもう自分の国の実現のためにあるのではない、神の国の実現のために生きるのだ、と私たちは造られた使命を取り戻し、毎日をそのように生きるためなのです。

 「御国が来ますように」という祈りは、神様が神の国を建てようと願っておられることを本気で信じ、そのためには自分は何ができるだろう、とワクワクしながら今日の一日を真剣に、楽しんで生きることへとこの祈りは私たちを導いてくれているのです。

  ( PBA制作「世の光」2015.7.21放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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