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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■触れる暗闇/板倉邦雄

2015年07月01日 | Weblog
2015/7/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「触れる暗闇」という題でお話ししましょう。

 触ることができる暗闇とはどのような暗闇でしょうか。エジプトの国を襲った暗闇とは手で触れる暗闇、しかも一日中それが三日間72時間続いたのです。これは9番目の災いでした。

 さて主なる神は再びモーセに言われました。
 「天に向かってあなたの手を差し伸べ、エジプトの国に暗い闇を来させなさい。この暗闇はさわれるほどである。」(出エジプト記 10章21節参照)

 モーセは天に向かって手を指し伸べたので、濃い暗闇はエジプト全部に臨み、三日に及んだのです。三日の間、人々は互いの顔や姿を見ることができず、また誰もその場所から立って移動することもできませんでした。光が無い、という状態は私たち人間にとって明るい光を失うことですから、盲目になってしまうということですよねえ。私たちの心が頑固で強情であるということは、私たちの心には光が無い状態なのです。まさに頑固と強情さという暗闇がエジプトの王様と人々の心を支配していたのです。

 所が何と、イスラエルの人々の住むゴセンの地には光があった、と書かれています。局地的な豪雨があるのですから局地的な太陽の光が注いでもおかしくありません。あるいは、イスラエルの人々には暗闇の中でも信仰と希望と愛という光を主なる神様からいただいていたのではないでしょうか。

 主なる神の子キリストはこう言われました。
 「わたしは世の光である。わたしに従って来る者は、やみのうちを歩くことがなく、命の光をもつであろう。」 (口語訳聖書) ヨハネ福音書の8章の12節です。

 三日間の暗闇に耐えられなくなった王様はモーセを呼んで言いました。「さっさと行って、主に仕え礼拝しろ。ただ羊や牛は残しておけ。」

 しかしモーセは、「私たちは神に捧げる家畜も連れて行きます。」

 「それなら許さん。二度とわしの前に顔を出すな。出したら命は無いと思え。」

 モーセは答えました。「よくぞ仰せられました。私は二度とあなたの顔を見ないでしょう。」

 さあ、最後の災いは次週からです。

 (PBA制作「世の光」2015.7.1放送でのお話より )

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