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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■確信を持って生きる 2 / 関根弘興

2015年07月13日 | Weblog
2015/7/13放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今私たちが住んでいるこの時代は不安定で不確かな時代だと思いますね。そんな中で私たちが、人生とはこれでいいのだ、(と)本当に確信をもって生きていくというのはとても難しいことかもしれません。

 もしあなたがこんなことを尋ねられたら、あなたはどう答えますか? 「あなたは誰ですか?」 「はい。私は関根弘興と申します。」 「いやあ、それはあなたの名前でしょう。名前はいいんですよ。あなたは誰ですか?」 「はい、あのう、私は神奈川県に住んでいましてね。」 「いや、それはあなたの住所でしょ? あなたは一体誰ですか?」 「いや、誰ですかって、関根弘興ですよ。」 「あっ、それは親のつけてくれた名前でしょう。あなたは誰ですか?」 「いやあ、ちょっと明るい性格をしていましてねえ。」 「いや性格はどうでもいいんですよ。あなた一体誰ですか? どういう存在ですか? あなたの本質は何ですか?」 ま、こんなことを言われたら、「もういい加減にしてくれ。どうでもいい。」って感じになってしまいますよね。

 しかし今日の大きな問題の一つは、自分がどういう存在であるか分からないという ことです。自分はどういう存在なんだろう。私は愛される価値があるんだろうか。私は本当にここにいていいんだろうか。私はどう見られているんだろうか。そもそも私という存在は一体どういう存在なんだろう。・・・考えれば考えるほどですねえ、分からなくなってしまうような問いかけですよね。自分自身がどういう存在であるかが分からなければ、どうして確信をもって人生を歩むことができるでしょう。

 さてイエス・キリストが歴史上の偉人と呼ばれる人たちと決定的に違っていることがあります。それは自分のあり方をはっきりと宣言され、そしてこう言われたからです。

 「わたしはいのちのパンです。」(ヨハネ 6章48節。参照35節) これは「わたしは人々にいのちを与えることのできる存在だ。」と宣言されたんですねえ。またイエス・キリストは「わたしは世の光です。」( ヨハネ 8章12節、9章5節)ともおっしゃいました。わたしは人々の暗闇を照らすまことの存在なのだ、と宣言されたのです。そして何と、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」(ヨハネ 14章6節) イエス・キリストは大胆にこのようにお語りになりました。

 自分のあり方を明確に知っておられたイエス様は一人ひとりに「わたしについてきなさい。一緒に歩もう。」と招かれるのです。この方はあなたの人生に生きる力を与え、道筋を照らす光となってくださるお方です。いやいや、道そのものになってくださるのです。ですからこの方にあって確信をもって生きることができるんですね。

  (PBA制作「世の光」2015.7.13放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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