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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■苦難の中でこそ、神の御前で祈る / 岩井基雄

2015年01月09日 | Weblog
2015/1/9放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 新しい年を新たな気持ちで歩む私たちですが、人生には様々な苦悩があり、また苦難がありますねえ。そんな時私たちはどうすることができるのでしょうか。今日は旧約聖書の詩篇の88篇から、神様への心からの祈りを共に味わいたいと思います。まず1節から3節をお読みします。
 「主、私の救いの神。私は昼は、叫び、夜は、あなたの御前にいます。
  私の祈りがあなたの御前に届きますように。
  どうか、あなたの耳を私の叫びに傾けてください。
  私のたましいは、悩みに満ち、私のいのちは、よみに触れていますから。

         旧約聖書 詩篇88篇1節から3節

 この詩の作者は魂が悩みに満ち、命が陰府(よみ:死者の居場所)に触れるような苦難を生きています。どれほどの絶望や苦悩を彼は抱えていたのでしょうか。

 しかし彼は神様に向かって「主、私の救いの神。」と祈る事を知っていました。神に叫び、また神の御前に留まっていたのです。私たちは心の痛みを誰かに話し、理解して欲しいと願いますね。神様はあなたの祈りをすべて聞いていてくださいます。そしてあなたの祈りを受け取り、あなたと共にいて、慰めと平安と力を豊かに与えてくださる、と聖書は語っています。

 先程の祈りはこのように続いています。
 「しかし、主よ。この私は、あなたに叫んでいます。朝明けに、私の祈りはあなたのところに届きます。
           詩篇88篇13節

 この祈りの後も、彼は自分の苦しみや悲しみをまるで心を注ぎ出すようにして祈ります。それは自分の祈りが必ず神様に届くと知っているからです。だからこそ安心してどんな怒りも憤りも苦しみも葛藤も、すべてそのまま神様に届けることができるのです。あなたも神様に信頼し、悩みや思いを存分に祈り、神様から平安と力を心一杯受け取って行きませんか? 

 聖書のことば

  「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」 ピリピ 4章6節、7節
 
(PBA制作「世の光」2015.1.9放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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