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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神の民を去らせよ / 板倉邦雄

2015年01月28日 | Weblog
2015/1/28放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「神の民を去らせよ」という題でお話ししましょう。

 始めに讃美歌の一節を紹介しましょう。
 「エジプトに住めるわが神の苦しみ悩みを聞かざるか。行け、モーセ。パウロに告げよ。『わが神去らせよ』と。」 (聖歌533番、新聖歌440番)

 いよいよ出エジプト5章からモーセとエジプト王パロとの交渉となります。

 さてモーセとアロンはエジプト宮殿へ行ってパロ王様と会いました。王様の宮殿へ出入りできるのもかつてモーセはエジプト王女に育てられた息子だったからですね。40歳になるまでエジプト王子として王宮で育ちました。

 二人は王様にこう願いました。
 「イスラエルの神、主はこう言われました。『わたしの民を去らせ、荒野でわたしのために祭り・礼拝をさせなさい。』 」 

 王様は答えました。
 「何だと! 主なる神とは一体何者だ。わしは主など知らんぞ。どうして私が主の声を聞いて従い、イスラエルを去らせなければならないのだ。絶対去らせたりはしないからな。」
 
 二人は言い返しました。
 「ヘブル人の神が私たちに現れたのです。どうか私たちを3日の道程ほど荒野に行かせてください。私たちの神、主に犠牲を捧げ、礼拝をさせてください。そうしないと主は悪性の流行病か戦いや争いをもって私たちを悩ませるからです。」

 エジプトの王様は二人に言いました。
 「モーセとアロンよ。あなたがたはなぜ民衆に働く事をやめさせようとするのか。お前らも自分の労役に就くが良い。神様を礼拝したいから休みたいなどと考えるな。力仕事はいくらでもあるのだ。」

 さて、昔も今もパワーハラスメントや過剰な労働が経営者や指導者によってなされていたということでしょうねえ。神である主は私たちが6日間働いて自分の仕事をするように、しかし7日目は安息する休日として仕事や日常の生活をやめて神様を礼拝するように定められたのです。それが私達の健全な体と精神を保つ上で大切な原則ではないでしょうか。上に立つ指導者・経営者は心得なくてはなりません。

 (PBA制作「世の光」2015.1.28放送でのお話より )

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