♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の祈り 2  / 大嶋重徳

2015年01月27日 | Weblog
2015/1/27 放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 ルカの福音書10章には、弟子たちが「祈ることを教えてください」と願ってイエス・キリストが弟子たちに教えられた「主の祈り」という祈りが記されています。

 もしかすると、祈りを教わるということに違和感を覚える方もおられるかもしれません。決まったことばで祈らなければいけないんだとしたら自由に祈ることができないではないか、と思われるかもしれません。しかし、私たちは祈りを教わらないとそもそも私たちの祈っている祈りが聖書の記す神様に祈っているのか、その他の怪しげな存在に祈っているのか、分からないということもあるのではないかと思います。怖いことですが、そういうことはあるのだと思うのです。

 そもそも私たちが「父なる神様」と祈ること誰から教わったのかと言うと、誰かが「父なる神様」と祈っている祈りから教わったのだと思います。そして聖書を読んでみると、聖書にイエス様が「父なる神よ」と祈っておられることで、そう祈ることが正しいということを知ったのです。その意味で、祈る時に大切なことは聖書を自分のそばにおいておくことです。聖書の記す神に向かって祈る。時に私たちは聖書から離れて自分自身の思い描く神に祈って、幾ら神様に祈っても祈りが聞かれない、そうつぶやくことがあるかもしれません。しかし、聖書を注意深く読むときに、私たちの信じる神様がどのような祈りに答えてくださるのか、どのような祈りには答えてくださらないのか、あるいはどのような祈りには待つようにとおしゃっておられるのか、ということを聖書に出て来る人物から教わることができるのです。

 主の祈りはキリスト教の小さな学校と言われることがあります。神の子であるイエス様の教えてくださった主の祈りこそキリスト教信仰がどのようなものなのかを教えてくれるのです。祈りを主の祈りから教わることは、まさに祈りを知っていく王道なのです。

  ( PBA制作「世の光」2015.1.27放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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