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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■わが愛する者のために / 福井 誠

2015年01月15日 | Weblog
2015/1/15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「わが愛する者のために」です。それではイザヤ書5章1節から読んでみましょう。

  「 さあ、わが愛する者のためにわたしは歌おう。そのぶどう畑についてのわが愛の歌を。

 イザヤは神様を熱心な農夫に喩えています。つまり神様はぶどう畑を愛し、労を惜しまず、ぶどうを大事に育て、甘いおいしいぶどうの実がなることを待ち望んでいたというのです。ところが実際にできたぶどうは酸いぶどう、酸っぱいぶどうでした。農夫の苦労は全く水の泡でした。イザヤが言いたいのは、当時のユダヤ人がまさに農夫の期待を裏切ったぶどう畑と同じであるということです。神様は彼らが正しい思いやりのある人になることを期待していました。しかし彼らは見事に神の期待を裏切って貧しい者から搾取したり自分の繁栄だけを考えて金もうけするだけの人、敬虔な人ではなく遊興三昧の人生を送っていたというのです。愛や清さ正しさを愛する神にとってそれは誠に残念な社会の姿であったというわけですねえ。もちろん酒や音楽が悪いわけではありません。人が人生を楽しむことを神は許されています。しかし人生はただ遊興のためだけにあるのではないのです。ただ自分のことだけを考え何もかも自分のために注ぎ込み生きていくのは何かが間違っていますねえ。貧しい人が見捨てられ、正義も踏みにじられていく、そんな社会になっていくのは全く神の期待に反することなのです。

 ですから神は言います。「 万軍の主は、さばきによって高くなり、聖なる神は正義によって、みずから聖なることを示される。 」(イザヤ書 5章16節) つまり神は社会のそのような状況を決してそのままにすることはなく、きっちりと裁かれるのです。こうして神様がおられ神様の正しいことはやがてすべての人に明らかになるのです。大切なのは神様はこの日本の社会も良質のぶどうを生み出す良いぶどう畑になるように期待しておられることです。そして毎日、太陽の光と恵みの雨を与え、貧しい者を思いやり、正義を大事にする人々が育つように心を注いでくださっています。そのような、目に見えない神様がおられることを覚えて、神様の期待に沿って歩んでいきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2015.1.15放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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