♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■苦難の日に…神に向かって…  / 岩井基雄

2014年12月05日 | Weblog
2014/12/5放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 いよいよ12月になりましたね。今年も私たちの人生には様々な苦難がありました。終わりが無いかのように思われる苦難の中で、私たちはどうすることができるのでしょうか。今日は旧約聖書の詩篇86篇から、ダビデの祈りをご一緒に考えてみましょう。 

 まず、6節から7節をお読みします。

 「主よ。私の祈りを耳に入れ、私の願いの声を心に留めてください。私は苦難の日にあなたを呼び求めます。あなたが答えてくださるからです。
    旧約聖書 詩篇86篇6節、7節

 私たちは心の痛みを誰かに話し理解して欲しいと願いますねえ。もし私たちが私たちを愛し、見守っていてくださる創造主である神を知り、その方に心から祈るなら、慰めと平安と力が豊かに与えられる、と聖書は語っています。この86篇の作者であるダビデは、先の王サウルに妬まれ、幾度もいのちを狙われる経験をし、王となったあとも大きな罪を犯して心が裂ける程の苦しみを味わいます。外から来る苦難、自分の罪や過ちから来る後悔の思いと苦しみの中で、彼は神に叫び求めたのです。その祈りはこう続いています。
 「わが神、主よ。私は心を尽くしてあなたに感謝し、とこしえまでも、あなたの御名をあがめましょう。それは、あなたの恵みが私に対して大きく、あなたが私のたましいを、よみの深みから救い出してくださったからです。・・・しかし主よ。あなたは、あわれみ深く、情け深い神。怒るのにおそく、恵みとまことに富んでおられます。」 詩篇86篇12節から15節

 自らの罪を認め、悔い改める中で、神の憐れみと愛、赦しと恵みを受け取った彼は陰府(よみ)の深みから救われ、心からの感謝と賛美をささげているのですね。愛なる神は、過ちや罪を犯してしまう私たちを憐れみ、私たちの代りに独り子イエス・キリストを十字架にかけ、私たちへの愛と赦しを豊かに示してくださったのです。私たちを命へと導くために神が苦しみ、犠牲を払ってくださったからこそ私たちは苦難から守られ、救われることができるのです。あなたも神のもとに来て、神に叫び祈り、真の赦しと平安を受け取りませんか?

(PBA制作「世の光」2014.12.5放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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