2014/12/1放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
聖書に登場するイエス・キリストの弟子の中で最も有名な一人はペテロです。このペテロの職業はガリラヤ湖という湖で普通の漁師をして生活をしていました。ある時イエス様はペテロたちが漁をしている湖のほとりに来られたんです。そこには大勢の群衆がイエス様のもとに迫ってきました。するとイエス様はペテロの持ち舟を借りて、それに乗って湖に少しだけ漕ぎ出して、そこから岸に向かって説教を始められたんです。(ルカ 5章1~3節 )
実は前の晩、ペテロたちは夜通し働きましたが一匹も魚が取れませんでした。魚が取れないということは死活問題ですよね。そしてペテロは空しく網を洗い、片付けをしていたんです。そんな時、イエス様が来て、ちょっと舟を貸して欲しいという訳です。人間にとって最もプライドが傷つけられるのは自分の得意としていることがうまくいかない時ではないでしょうかね。ペテロはガリラヤ湖の漁に自信を持っていたはずです。でも今、空しく網を洗い、よりによって商売道具の舟を説教台代わりに使われている訳です。
私たちの人生にもこのペテロと同じような経験があるように思います。一所懸命働いたけれど何も獲れない。労すれど労すれど結果が見えて来ない。一所懸命尽くして万全の準備をして取り組んだのに失敗してしまった。自分ならきっとできると思っていたのに実際には何もできなかった、というようなそんな経験です。
でもこの空しい朝の経験こそ大切なことが教えられていく朝となることをあなたは御存知ですか?
イエス様は説教を終えると、ペテロに「深みに漕ぎ出して網を下ろして魚をとりなさい。」(ルカ 5章4節 )とお命じになりました。一晩中網を降ろしていたのに一匹も獲れなかったんです。網を洗って片付けが終わってホッとしてる所なのに、また網を降ろすなんて冗談じゃないよ、と文句の一つも言いたくなると思いませんか? でもペテロは、「おことば通り、網を降ろしてみましょう。」(ルカ 5章5節 )と、自分のプライドを捨ててイエス様のことばの通りにしたんです。すると網が破れそうになるほど、たくさんの魚が獲れたんです。
するとイエス様は、「これからあなたは人間をとるようになるのです。」(ルカ 5章10節 )と語られました。人間をとるようになるというのは、人を獲って食おうということではありません。多くの人をイエス様の恵みと救いという、まさにセーフティーネットの中に集めるための尊い働きをするという意味なんです。空しい朝は新しい希望の朝に変わっていくんですね。
(PBA制作「世の光」2014.12.1放送でのお話しより)
***
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
聖書に登場するイエス・キリストの弟子の中で最も有名な一人はペテロです。このペテロの職業はガリラヤ湖という湖で普通の漁師をして生活をしていました。ある時イエス様はペテロたちが漁をしている湖のほとりに来られたんです。そこには大勢の群衆がイエス様のもとに迫ってきました。するとイエス様はペテロの持ち舟を借りて、それに乗って湖に少しだけ漕ぎ出して、そこから岸に向かって説教を始められたんです。(ルカ 5章1~3節 )
実は前の晩、ペテロたちは夜通し働きましたが一匹も魚が取れませんでした。魚が取れないということは死活問題ですよね。そしてペテロは空しく網を洗い、片付けをしていたんです。そんな時、イエス様が来て、ちょっと舟を貸して欲しいという訳です。人間にとって最もプライドが傷つけられるのは自分の得意としていることがうまくいかない時ではないでしょうかね。ペテロはガリラヤ湖の漁に自信を持っていたはずです。でも今、空しく網を洗い、よりによって商売道具の舟を説教台代わりに使われている訳です。
私たちの人生にもこのペテロと同じような経験があるように思います。一所懸命働いたけれど何も獲れない。労すれど労すれど結果が見えて来ない。一所懸命尽くして万全の準備をして取り組んだのに失敗してしまった。自分ならきっとできると思っていたのに実際には何もできなかった、というようなそんな経験です。
でもこの空しい朝の経験こそ大切なことが教えられていく朝となることをあなたは御存知ですか?
イエス様は説教を終えると、ペテロに「深みに漕ぎ出して網を下ろして魚をとりなさい。」(ルカ 5章4節 )とお命じになりました。一晩中網を降ろしていたのに一匹も獲れなかったんです。網を洗って片付けが終わってホッとしてる所なのに、また網を降ろすなんて冗談じゃないよ、と文句の一つも言いたくなると思いませんか? でもペテロは、「おことば通り、網を降ろしてみましょう。」(ルカ 5章5節 )と、自分のプライドを捨ててイエス様のことばの通りにしたんです。すると網が破れそうになるほど、たくさんの魚が獲れたんです。
するとイエス様は、「これからあなたは人間をとるようになるのです。」(ルカ 5章10節 )と語られました。人間をとるようになるというのは、人を獲って食おうということではありません。多くの人をイエス様の恵みと救いという、まさにセーフティーネットの中に集めるための尊い働きをするという意味なんです。空しい朝は新しい希望の朝に変わっていくんですね。
(PBA制作「世の光」2014.12.1放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。