♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■自分にしてもらいたいこと / 福井 誠

2014年12月18日 | Weblog
 2014/12/18放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブルメッセージは「自分にしてもらいたいこと」です。それではマタイの福音書7章12節から読んでみましょう。

 「それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。

 先日、経営学の本を読んでいましたら、ヤマト運輸の宅配便事業のことが取り上げられていました。宅配便、便利ですよね。近くのコンビニでいつでもどこでも出せるし、すぐ届く。このシステムを考えだしたのはヤマト運輸の二代目の社長、故小倉昌男社長です。それでその経営学の本には、これが困難を乗り越えて新しい事業を創造する現代企業のモデルとして描かれていました。そして新しい事業を創造する時に、どんな経営課題を乗り越えなければいけないのかを分析しているのです。

 一つは新しいことに取り組む社内の反対を乗り越えること。小倉社長は、役員たちにアメリカの物流施設を視察させ、研究班を組織し、社内の意識改革を図ったというのです。

 また二つ目に、運輸省の規制という障壁にぶつかりました。まあ、お役所に言って、「こんな企画はだめです」と却下されたら、きっと誰もが「だめだ」と、どうにもならないで引き下がってしまうものでしょうね。けれども小倉社長は諦めませんでした。むしろ、積極的な経営を行う企業は環境そのものを創造する企業である、と運輸省と戦って、約4年がかりで運輸行政の規制を緩和させたのです。小倉社長は、大事なのは新しい行動を起こそうという意欲を経営者が持つかどうか、規制があっても宅急便はできたし、規制緩和を生かせるかどうかも経営者次第、と言っています。

 実はこの小倉社長、二代目のクリスチャン。その座右の銘は「何事でも自分にしてもらいたいことは他の人にもそのようにしなさい。」 つまりイエス・キリストのことばだったそうです。日本に新しい時代を切り開いた起業家を導いたイエス・キリスト。約2000年前貧しいナザレという町にお生まれになった方ですが、そのイエス様の誕生日をお祝いするのがクリスマスです。そしてイエス様ご自身、この世界に新しい時代を切り開かれました。

 ぜひ教会へ行ってその素晴らしいお話に耳を傾けていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2014.12.18放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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