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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■イエスキリストとの出会い  -三浦綾子-  / 関根弘興

2014年12月22日 | Weblog
2014/12/22放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 1963年、朝日新聞社が1000万円懸賞小説の公募を行いました。この公募に投稿し見事入選した作品が小説『氷点』です。この小説は後に大ベストセラーになりました。この『氷点』の著書は三浦綾子さんです。三浦さんは結核や脊椎カリエスなど度重なる病魔に苦しみながら77才で亡くなるまでクリスチャン作家として多くの著作を発表してきました。三浦綾子さんはクリスチャン作家としてイエス・キリストの十字架の圧倒的な愛に心動かされた一人でした。三浦さんは自分がクリスチャンになった時のことをこう語っています。
 「私は虚無的な日々を送っていた。だがそんな生き方をもし続けていたら一体私の一生はどんな一生になったことだろう。こんないい加減なその日暮らしの生活に何の実りがあったろう。かけがえのないいのちをいたずらに滅ぼしてしまったに違いない。この私自身の心のきたなさ、醜さのために、罪のために、イエスは十字架にかけられたと知った時、私の生活は変わったのだ。」

 三浦さんの生涯を変えた出会いはイエス・キリストとの出会いでした。そしてこのイエス様が自分の心の醜さや罪のために十字架についてくださるほどの大きな愛を注いでくださったということを知った時に人生が変わったのだと書いているんですね。人はこの愛によって変えられていくのです。三浦綾子さんを変えた愛はあなたを変える愛でもあるんですねえ。

 今はクリスマスの時です。クリスマスとは一体何でしょう。それはあなたのためにいのちを懸けあなたを愛してくださるイエス・キリストが来てくださったことを記念する一時です。

 聖書の中に最初のクリスマスのことが書かれています。それは羊飼いたちが野宿で夜番 をしながら羊たちを見守っている時でした。突然まぱゆいばかりの光が照り渡り、羊飼いたちはこう告げる声を聞いたのです。
 「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカ 2章11節)

 羊飼いたちはその知らせを聞くと、急いでベツレヘムに行き、飼い葉桶に寝ておられる幼子イエス様を探しあて礼拝しました。クリスマスは救い主の誕生の知らせの時なんですね。そしてその知らせは今もあなたに語られているんです。ですからこのクリスマスの時、あなたもお近くの教会に行って本当のクリスマスのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 (PBA制作「世の光」2014.12.22放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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