goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■クシュについての預言 / 羽鳥頼和

2014年10月04日 | Weblog
2014/10/4放送

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は旧約聖書イザヤ書の17章、18章からお話しします。

 17章には、アラム人の町ダマスコが滅ぼされることが預言されており、18章には、アフリカのクシュという国がイスラエルに使者を送り、イスラエルの神がまことの神であることを認める、ことが預言されています。

 当時イスラエルの国は南北に分かれていました。その頃、預言者であったイザヤは神のことばを語っていました。北のイスラエル王国はアッシリヤ帝国に対抗するためにダマスコと同盟を結んでいました。しかしこの同盟をイザヤはイスラエルの不信仰であると非難しました。それはイスラエルが救いの神を忘れてダマスコに頼ったからでした。そしてイザヤは、神様がイスラエルとダマスコを滅ぼすことを告げました。その事がイザヤ書17章に語られています。

 それに対して18章はクシュという国のことが語られています。クシュの国はエジプトの南にある国で、当時エジプトをも支配することがあるほど強い国でした。そんな強い国がイスラエルの神様を認めることをイザヤは預言しているのです。

 さてこのクシュの預言がされたおよそ700年後に、イエス・キリストが生まれたのです。そのイエス・キリストのことが語られている新約聖書ではこのクシュの国のことをエチオピアと言っています。新約聖書の使徒の働きに、エチオピアの役人がはるか遠くからエルサレムにやってきたことが記されているのです。わたしはイザヤ書の18章の預言からこのことを思い出しました。このエチオピア人はエルサレムの神殿で神様を礼拝して馬車に乗ってエチオピアに帰ろうとしていました。その時、この人は聖書のイザヤ書を読んでいたのです。エルサレムから下ってガザの近くに差しかかった時、イエスの弟子ピリポが彼に声を懸けました。「あなたは読んでることが分りますか?」 エチオピア人は答えました。「教えてくれる人がいなければ分りません。どうぞ教えてください。」 こうしてピリポはイエス・キリストの福音よ彼に語ったのです。

 このエチオピア人は神様を信じてクリスチャンになりました。聖書の神は全世界の神です。そしてイエス・キリストの福音はユダヤ人にもエチオピア人にも、そして私たち日本人にも救いを与える神の力です。明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にぜひいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2014.10.4放送でのお話より )
 
***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする