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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■子羊は主の主、王の王 / 福井 誠

2014年10月16日 | Weblog
2014/10/16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「子羊は主の主、王の王」です。それではヨハネの黙示録17章14節から読んでみましょう。

 「この者どもは小羊と戦いますが、小羊は彼らに打ち勝ちます。なぜならば、小羊は主の主、王の王だからです。」

 17章には大淫婦と呼ばれる変わったキャラクターが出てきます。いったい何を意味するのか。

 旧約聖書では神の選びの民とされたイスラエルが神との契約を破って偶像崇拝を行うことは姦淫であるとされました。つまり大淫婦は偶像崇拝と関係があります。それから大淫婦は緋色の獣に乗っており、その獣には7つの頭と10本の角があると言います。旧約聖書の預言者イザヤは人の罪を緋色にたとえています。つまりこれも神に反逆する性質を示しているのでしょう。そして七つの頭と10本の角は著者のヨハネが、王たちのことであると解説していますが、世俗の権力者のことです。事実この大淫婦は聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っていたとされます。つまりキリスト者を激しく迫害しているのです。

 こうして大ざっぱに捉えていきますと、大淫婦は経済的な豊かさの中で腐敗し高慢な権力を振るい、キリスト者たちを激しく迫害したローマ帝国に象徴される存在であると理解することができます。

 大切なのはこの大淫婦は小羊に戦いを挑みますが小羊が勝つと言う点です。当時の人々はこのわずかなフレーズに、小羊つまりキリストに従うことは必ず良い結果を生み出すと希望を見出しました。どんなに迫害されて苦しめられても、私たちの主は最終的には必ず勝利をもたらしてくれるというわけです。

 目に見える世界の権力者たちはしばしば圧倒的な力を示すように思われるかもしれませんが、キリストの力、神の力はそれに優ります。確かに歴史は多くの権力者が現れ、その権力者たちが横暴な力を振るい出すとなぜか自ら滅びていくことを証ししてきました。目に見えない神の支配と導きがあるのですねえ。その神の存在を信じ、どんなことにも希望を持って歩みたいものですね。
 
(PBA制作「世の光」2014.10.16放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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