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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■離れなさい / 福井 誠

2014年10月23日 | Weblog
2014/10/23放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「離れなさい」です。それではヨハネの黙示録18章4節から読んでみましょう。

 「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。」

 少し黙示録を復習してみましょう。1章から3章までは比較的理解しやすい箇所で、当時の七つの教会に書き送られた手紙となっている部分ですね。問題は4章以降、黙示文学という形式、つまり喩え話で書かれているので解釈が難しく感じられる所です。しかし細かい所にこだわらず大ざっぱに構造を理解しようとすると黙示録のメッセージが見えてきます。たとえば4章以降は天上と地上の二つの情景が交互に描かれながら進んでいきます、天上の素晴らしい礼拝に対照されて、地上では激しい神の裁きがあるのです。開かれた七つの封印、吹き鳴らされた七つのラッパ、ぶちまけられた七つの鉢、覚えておられるでしょうか。三つのイメージが繰り返され、戦争、殺戮、飢餓、疫病、自然災害といった恐ろしい災いがどんどん強くなり、終末に向かっている姿が描かれていました。大切なのはそこにに二種類の信仰者へのメッセージが織り成されていることです。

 一つは、迫害の試練に苦しめられながらも忠実に神に従う信仰者に対して。たとえば、13章では旧約聖書のダニエル書のイメージを用いて、苦難にあっておじけるなというメッセージがありました。また15章では旧約聖書の出エジプト記のイメージが用いられて、苦難はいつまでも続かない、新しい出発があるというメッセージがありました。17章、18章は、実はもう一種類のメッセージになっています。迫害には曝(さら)されないけれども、むしろ平穏無事の毎日、豊かさや富の中で霊的にまどろんでいた信仰者に対する警告です。世の富と享楽に心を奪われて命を失いつつあった信仰者に対してのものですねえ。富と享楽ばかりを求める人生の結末は破局であり、大淫婦に貢ぐ生活だ、離れなさい、と言うのです。私たちは世に流されやすいものです。本当に大事なものを見極める目を持ちたいものですねえ。そして本当に永遠に残るもののために人生を費やしていきたいものです。

 (PBA制作「世の光」2014.10.23放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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