♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■「教会」って何?  / 岩井基雄

2014年10月17日 | Weblog
2014/10/17放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日もちょっと分りにくいキリスト教用語を学んでみましょう。今日はストレートに「教会」ってそもそも何だろう?と考えてみましょう。

 「教会」というとステンドグラスやパイプオルガンといった設備や建物のイメージがまず浮かぶ方が多いでしょうね。あるいは普通の家とそう変わらないそういう教会もたくさんあり、思い描いていたイメージと違う、と感じた方も多いかもしれません。

 しかし実は教会とは建物のことではありません。教会は聖書が語る神様に心からの信頼を置き、救い主イエス・キリストを信じて従うクリスチャンの集まりと言うのですね。ですから立派な会堂がなくても、いいえ建物そのものがなかったとしても、教会は存在するのです。イエス・キリストを信じる者が集まるところ、そこが教会だからです。

 教会ということばはギリシャ語ではエクレシヤと言い、「呼び集められた者」という意味です。神様が呼び集めてくださった共同体が教会なのですね。英語でのチャーチchurchやドイツ語のキルヒェkircheということばは「主に属する」という意味をもっています。何よりも教会の中心は神様であり、救い主イエス・キリストなのです。

 また教会は「キリストの体」とも表現され、神の家族として男性を兄弟、女性を姉妹と呼び合います。教会はイエス・キリストを中心とした人の交わりなのです。

 ですから教会員はときには様々な人間の問題が起こります。いろいろな問題を通して人が成長していくように、教会もまた様々な問題を通して成長していくからです。問題があることが問題なのではなく、問題から学ばないことが問題なのですね。

 教会は築きあげられていきます。それはオイコドメオーというギリシャ語なのですが、建物が土台からしっかりと建て上げられていくように、教会もまた神のことばである聖書を土台とし、神様にある平安と慰めそして励ましによって豊かに成長していくのです。

 聖書のことば

 「こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築ネき上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。
        新約聖書 使徒の働き9章31節

 あなたもどうぞキリストの教会にいらっしゃいませんか?

 (PBA制作「世の光」2014.10.17放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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