2014/10/3放送
世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日は旧約聖書の詩篇86篇からダビデの祈りをご一緒に考えましょう。早速お読みします。
「主よ。あなたの耳を傾けて、私に答えてください。私は悩み、そして貧しいのです。私のたましいを守ってください。私は神を恐れる者です。わが神よ。どうかあなたに信頼するあなたのしもべを救ってください。」 詩篇86篇1節、2節
この詩篇の86篇はイスラエルの2番目の王ダビデの神様への個人的な思いが深く表現されている詩篇です。ダビデは王になる前は貧しい羊飼いであり、先の王サウルから命を狙われ、荒野の中を逃げ惑う経験もしました。その中で彼はうめくような祈りを神様に捧げたのかもしれませんねえ。人生の苦難や嵐のような経験の中で私たちは神に祈り求めることがありますが、ダビデのこの祈りからは、ただ自分の苦難の状況を知っていただき、その場で神様を見上げているダビデの信頼の姿が伝わってきます。
「主よ。あなたの耳を傾けて、私に答えてください。私は悩み、そして貧しいのです。私のたましいを守ってください。私は神を恐れる者です。」
ダビデの望みは、自分の取り囲む状況の変化よりも、すべてのものを創造された主権者なる神様が自分の訴えに耳を傾け、苦難の中にある自分の心や魂を守って欲しい、というものでした。それは自分の苦難や葛藤を受け止め、そのすべてを神様に信頼して委ねているかのようです。ダビデは自分のことを「神を恐れる者」と表現し、そのことばは「ハッシード」ということばで表されています。このことばの根本には神様の恵みや誠実さを表す「ヘセッド」ということばがあります。すなわち、ダビデは神様の恵みと愛を覚え、神様を正しく恐れ従う者として自分のことを表現しているのですね。神様への深い信頼が、神を恐れ、従いどんな時にも神に信頼する祈りへと彼を導いたのでしょう。
続く、「わが神よ。どうかあなたに信頼するあなたのしもべを救ってください。」との祈りにそれらが豊かに表されています。神様に信頼を置くものは、どんな苦難や失望の中にあっても神様の愛と真実に期待し、状況を委ね、神様を待ち望むことができるのです。
(PBA制作「世の光」2014.10.3放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日は旧約聖書の詩篇86篇からダビデの祈りをご一緒に考えましょう。早速お読みします。
「主よ。あなたの耳を傾けて、私に答えてください。私は悩み、そして貧しいのです。私のたましいを守ってください。私は神を恐れる者です。わが神よ。どうかあなたに信頼するあなたのしもべを救ってください。」 詩篇86篇1節、2節
この詩篇の86篇はイスラエルの2番目の王ダビデの神様への個人的な思いが深く表現されている詩篇です。ダビデは王になる前は貧しい羊飼いであり、先の王サウルから命を狙われ、荒野の中を逃げ惑う経験もしました。その中で彼はうめくような祈りを神様に捧げたのかもしれませんねえ。人生の苦難や嵐のような経験の中で私たちは神に祈り求めることがありますが、ダビデのこの祈りからは、ただ自分の苦難の状況を知っていただき、その場で神様を見上げているダビデの信頼の姿が伝わってきます。
「主よ。あなたの耳を傾けて、私に答えてください。私は悩み、そして貧しいのです。私のたましいを守ってください。私は神を恐れる者です。」
ダビデの望みは、自分の取り囲む状況の変化よりも、すべてのものを創造された主権者なる神様が自分の訴えに耳を傾け、苦難の中にある自分の心や魂を守って欲しい、というものでした。それは自分の苦難や葛藤を受け止め、そのすべてを神様に信頼して委ねているかのようです。ダビデは自分のことを「神を恐れる者」と表現し、そのことばは「ハッシード」ということばで表されています。このことばの根本には神様の恵みや誠実さを表す「ヘセッド」ということばがあります。すなわち、ダビデは神様の恵みと愛を覚え、神様を正しく恐れ従う者として自分のことを表現しているのですね。神様への深い信頼が、神を恐れ、従いどんな時にも神に信頼する祈りへと彼を導いたのでしょう。
続く、「わが神よ。どうかあなたに信頼するあなたのしもべを救ってください。」との祈りにそれらが豊かに表されています。神様に信頼を置くものは、どんな苦難や失望の中にあっても神様の愛と真実に期待し、状況を委ね、神様を待ち望むことができるのです。
(PBA制作「世の光」2014.10.3放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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