♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神を賛美せよ / 福井 誠

2014年10月30日 | Weblog
2014/10/30放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。
 今日のバイブル・メッセージは「神を賛美せよ」です。それではヨハネの黙示録19章5節から読んでみましょう。

 「すべての、神のしもべたち。小さい者も大きい者も、神を恐れかしこむ者たちよ。われらの神を賛美せよ。

 黙示録を理解する鍵は実は旧約聖書にあります。旧約聖書の知識があるとないとでは黙示録の読み方が違います。やはり黙示録は当時のユダヤ人がどう読んだかという視点が大切でしたねえ。そのように黙示録を読んでいくと、これまでもお話しましたが黙示録には様々な旧約聖書のイメージが散りばめられていて、終末における神の厳しい裁きを描きながらも、神を信じる正しい者・忠実な者に対して希望と励ましを与えるメッセージが込められていることが分ります。

 19章は大淫婦やバビロンに喩えられた世俗的な権力が裁かれた後のお話です。ローマ帝国の迫害やその豊かさの誘惑の中で信仰的に戦い、耐え抜いたクリスチャンが地上の紹介を終えて天に迎えられて御使いたちと共に勝利の完成をあげている情景が描かれています。登場する24人の長老。ここにも旧約聖書のイメージが重ねられていますねえ。つまり旧約聖書に出て来るイスラエルの12部族、そして新約聖書の教会を代表する12使徒とを合わせた数です。おそらく天の御国に集められるべきすべての民が集められたということです。細かいところを省いて大事なのは天上の大祝賀会のイメージに注目することです。あなたは天の御国にどのようなイメージを持ってきたでしょうか。

 私は小さな頃、それを蓮の池に囲まれたのどかな場所で人が寝転びながらくつろぐ世界、そんなイメージを持っていたことがあります。しかし聖書のイメージは違います。「すべての、神のしもべたち。小さい者も大きい者も、神を恐れかしこむ者たちよ。われらの神を賛美せよ。」とあるように、そこでは天に集められた者が一つ心になって人生の戦いを戦い抜いた勝利の凱旋を祝っているのですねえ。人生の困難を感じる時には、それは戦い抜くべき試練なのだと心得たいものです。前途には人生を戦い抜いた者のみが味わえる祝福が待っているからです。

 (PBA制作「世の光」2014.10.30放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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