2014/10/6放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。今日は世界中の多くの人に愛されている旧約聖書の詩篇23篇からお話をいたします。まず冒頭のことばを紹介しましょう。
「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。」
聖書は人間の姿を羊に例えることがよくあります。羊はとても弱い生き物で、家畜として養わなければ絶滅していたであろうとも言われるくらいです。ですから羊は羊飼いなしには生きていけないんですねえ。そんな羊に私たち一人ひとりが例えられている訳です。
「あなたの羊飼いは誰ですか?」と問われたらあなたは何と答えますか?聖書はその答えをはっきりと記しています。それは、天地を創造された神様ご自身が一人ひとりの羊飼いなのですよ、と教えているんです。そしてこの方が羊飼いなら私たちは乏しいことが無い、という告白が生まれるんですね。
それでは神様は私たちが乏しいことが無いようにするためにどんな事をしてくださるんでしょう。詩篇の作者はこう2節で書いています。
「主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。」
こう書いているんですねえ。私たちは日本に住んでいると、あたり一面緑があります。たくさんの川が流れています。「牧場に伏させ、・・・水のほとりに伴われます。」なんて聞くと、まるでピクニックに連れていってくれるような感じがしますねえ。でも、この詩篇が書かれたパレスチナ地方は荒涼とした場所が多くて、まず緑を見つけるのが一苦労です。ですから羊飼いは羊のためにわずかな緑を探し求め、あちこち移動する訳です。川もいつも流れている訳ではありません。乾期になれば皆干上がってしまいます。ですから羊たちの命はすべて羊飼いの肩にかかっている訳です。神様はその羊飼いのように私たちを生きるために必要な緑と水のある場所に導いてくださると約束しているんですねえ。
マタイの福音書6章の26節で、イエス・キリストはこう語りました。
「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。」
こう語ったんですね。私たちがこうして生きているという背後に、実は神様の養いがあるということをあなたは御存知ですか? こうして日が上り、雨が降り、毎日を迎えることができることは決して当たり前ではないのです。ですから神様が私たちに与えてくださっている一つ一つのことに対して感謝が生まれて来るんですね。
(PBA制作「世の光」2014.10.6放送でのお話しより)
***
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
世の光の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。今日は世界中の多くの人に愛されている旧約聖書の詩篇23篇からお話をいたします。まず冒頭のことばを紹介しましょう。
「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。」
聖書は人間の姿を羊に例えることがよくあります。羊はとても弱い生き物で、家畜として養わなければ絶滅していたであろうとも言われるくらいです。ですから羊は羊飼いなしには生きていけないんですねえ。そんな羊に私たち一人ひとりが例えられている訳です。
「あなたの羊飼いは誰ですか?」と問われたらあなたは何と答えますか?聖書はその答えをはっきりと記しています。それは、天地を創造された神様ご自身が一人ひとりの羊飼いなのですよ、と教えているんです。そしてこの方が羊飼いなら私たちは乏しいことが無い、という告白が生まれるんですね。
それでは神様は私たちが乏しいことが無いようにするためにどんな事をしてくださるんでしょう。詩篇の作者はこう2節で書いています。
「主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。」
こう書いているんですねえ。私たちは日本に住んでいると、あたり一面緑があります。たくさんの川が流れています。「牧場に伏させ、・・・水のほとりに伴われます。」なんて聞くと、まるでピクニックに連れていってくれるような感じがしますねえ。でも、この詩篇が書かれたパレスチナ地方は荒涼とした場所が多くて、まず緑を見つけるのが一苦労です。ですから羊飼いは羊のためにわずかな緑を探し求め、あちこち移動する訳です。川もいつも流れている訳ではありません。乾期になれば皆干上がってしまいます。ですから羊たちの命はすべて羊飼いの肩にかかっている訳です。神様はその羊飼いのように私たちを生きるために必要な緑と水のある場所に導いてくださると約束しているんですねえ。
マタイの福音書6章の26節で、イエス・キリストはこう語りました。
「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。」
こう語ったんですね。私たちがこうして生きているという背後に、実は神様の養いがあるということをあなたは御存知ですか? こうして日が上り、雨が降り、毎日を迎えることができることは決して当たり前ではないのです。ですから神様が私たちに与えてくださっている一つ一つのことに対して感謝が生まれて来るんですね。
(PBA制作「世の光」2014.10.6放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。