2014/8/11放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。イエス・キリストの生涯は約33年ちょっとの生涯でした。ご承知の通り、イエス・キリストは十字架につけられ死なれました。しかし葬られた後、三日目に復活されたことが聖書に記されています。そして復活されたイエス様はエルサレムで2度、弟子たちの前に姿を表わされたことがヨハネの福音書に記されています。弟子たちは、イエス様が十字架で死んでしまった、もう終わりだ、と絶望しきっていた訳です。そんな時にイエス様が「平安があるように」と弟子たちの前に現れてくださったんですから、彼らにとっては大きな励ましとなり、大きな喜びとなっていきました。そしてイエス様は弟子たちにこう言われました。「父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」 このように言われ、弟子たちに新しい使命をもって生きていくように、と言われたのです。
さて、聖書を読んでいくと、イエス様の弟子たちの内でペテロをはじめとするガリラヤ地方の出身者・弟子たちはですね、エルサレムから故郷のガリラヤに戻っていきました。「あなたがたを遣わす」とイエス様が言われたのに彼らはガリラヤに戻ってしまったのですねえ。彼らは以前、漁師でしたのでガリラヤ湖で漁を再開したのです。でもそれは決して不思議ではありません。彼らにとってはむしろ当然のことだったと思います。なぜなら住み慣れたよく知っているこの場所で漁師の仕事をして生計を立てながらイエス様から受けた使命を果たしていこう、そのように考えるのはとても自然だからです。そしてイエス様は弟子たちに「あなたがたより先にガリラヤへ行きます」と前もって言われていたので、ガリラヤでイエス様と再会できると考え、ガリラヤに戻った、ということも弟子たちの中にはあったでしょう。彼らは自分たちの故郷が自分たちのこれからの場所だと考えていたのです。もちろん弟子たちはイエス様の実際の大切な大切な目撃証言者でしたので、後に、全世界に出て行って福音を宣べ伝えるという使命が与えられているんだ、ということに気づくわけですが。
でもこのことをぜひ知ってください。それはよみがえられた復活されたイエス様はあなたに「平安があるように」といつも語りかけてくださっているということです。私たちは恐れの中にあることがあります。戸惑うこともありますね。でもイエス様は「平安があるように」と語られ、そしてあなたが置かれているその場所でイエス様は聖書の約束を与え、約束のことばを通してご自身を表してくださるということです。人生には様々なことがありますが、あなたもイエス様の愛を受け生きる、という大切な使命が与えられていることを確信し歩んでください。
(PBA制作「世の光」2014.8.11放送でのお話しより)
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