♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■信じて命を得るため / 関根弘興

2014年08月04日 | Weblog
2014/8/4放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今日は最初に聖書のことばを紹介しましょう。ヨハネの福音書20章30節と31節です。

 「この書には書かれていないが、まだほかの多くのしるしをも、イエスは弟子たちの前で行なわれた。しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。


 新約聖書には、イエス様の生涯を記した「福音書」と呼ばれる書物が四つあります。その一つ、ヨハネが記したものは「ヨハネの福音書」です。そしてヨハネはこの福音書を記した目的を、「あなたがたがイエス・キリストを信じてイエスの御名によって命を得るためなんだ」と書いているんですねえ。多くの人はいろんな聖書の読み方をします。教養のために聖書を読むという人もいます。精神修養のために読むという人もいるでしょう。美術や音楽、芸術の世界を理解するために聖書を読むという人もいると思いますね。いろんな読み方があるわけですが、実は最も大切な読み方は、ヨハネが言っているように、「あなたがたがイエス・キリストを信じて命を得るために」聖書は読まれていくべきなんですよ、と教えているんです。

 それでは、「信じて命を得る」とはどういうことなんでしょう。

 第一に、イエス様が神の子キリストであることを信じる、ということです。信じることは必ず生きることに繋がっていきます。人はみな信じるという連続の行為の中で生きているんですねえ。不信の中では人は生きることができません。例えばあなたがこの今ラジオを聴いているわけですが、この時間に放送が流れているという情報をどこかで知って、その情報を信じたからこそラジオをつけて聴いている訳です。私たちの日常は、信じ続けることの連続です。信じなければ生きていくことができないからです。

 ですから何を信じるかということが人生にとっては大変大切な大切なことなんですねえ。

 さて、ヨハネはイエス・キリストこそ心からあなたが信じるに相応しい方なんだ、と教えました。そしてこの方が与える約束を信頼し歩みときあなたは生きるということの意味を深く見い出すんだ、と教えているんです。なぜならイエス・キリストご自身が命であり光であるからです。渇くことのない命の水の源であり希望であるからです。道であり真理であり、あなたを守り支えてくださる方であるからなんですね。そして死を乗り越えて永遠の住まいにまで導いてくださる永遠のいのちをも保証してくださる方だからです。

 (PBA制作「世の光」2014.8.4放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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