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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■最後の晩餐 / 羽鳥頼和

2014年08月16日 | Weblog
2014/8/16放送

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今日はあの有名な「最後の晩餐」の時のことをお話しします。

 新約聖書のマタイの福音書はこの最後の晩餐の前に12弟子の一人のイスカリオテ・ユダが祭司長たちの所へ行って銀貨30枚でイエス様を引き渡す約束をしたことを記しています。そして最後の晩餐の時、イエス様は弟子たちに言われました。

 「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ります。」 (マタイ の福音書26章21節、ヨハネの福音書 13章21節)

 イエス様はユダが自分を裏切ることを知っておられたのです。

 「すると、弟子たちは非常に悲しんで、『主よ。まさか私のことではないでしょう。』とかわるがわるイエスに言」いました(マタイの福音書26章22節)。

 レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な(絵)『最後の晩餐』はこの瞬間を描いたものです。そこには弟子たちの動揺した様子が描かれています。驚いたり、お互いに話し合ったり、食事をそっちのけで裏切り者のことで右往左往しているのです。そんな中、イエスを裏切るユダも動揺しています。彼はイエスの方を見ながら、少し身をイエスとは反対方向に引き、片手にお金の入った袋を握り締めています。そして動揺をごまかそうとしているのか、もう片方の手でパンを取ろうとしているのです。弟子たちはみな動揺しています。

 しかし絵の真ん中に描かれているイエス様だけは非常に落ち着いています。それはこれから自分の身の上に起こるすべてのことを受け入れている姿です。この最後の晩餐の後でイエス様はユダに裏切られて十字架にかけられて死ぬことになります。それは多くの人々を救うためにどうしてもイエス様が通らなければならない苦難でした。ダ・ヴィンチは多くの人の罪を負うために十字架にかかってご自分をささげられるイエス様を描いているのです。

 イエス様は、わたしは十字架にかかって死ななければならない、とおっしゃっていました(参照 マタイ17章22-23節、 マルコ 8章31節、マルコ 9章31節、ルカ 9章22節、マタイ 20章18-19節、マタイ 26章2節、ルカ 24章6-7節)。それは人を愛してその人を救いたいというイエス様の思いからのことばでした。イエスの十字架は私たちのためでした。私たちが罪を赦されて救われるためなのです。

 そして神様は、十字架で死なれたイエス様をよみがえらされました。それはイエ様を信じた者は永遠のいのちが与えられるという約束です。私たちがどんなに弱くて穢れていても、イエス様を信じるとき、罪は赦され永遠のいのちが与えれることに間違いはありません。

 明日は日曜日です。あなたのために十字架にかかってくださったイエス様に出会うために、お近くのキリスト教会にぜひいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2014.8.16放送でのお話より )
 
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