♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■子羊の血で洗う / 福井 誠

2014年08月07日 | Weblog
2014/8/7放送

  世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「子羊の血で洗う」です。それでは黙示録7章14節から読んでみましょう。

  「彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊の血で洗って、白くしたのです。

 黙示録を読むには全体的な流れとイメージを大事にしていく、これが原則ですね。そういう意味では4章、5章では、天上には神をたたえる素晴らしい礼拝があることを教えていました。6章に進むと、今度は地上のこと、そこには侵略、戦争、疫病、飢饉といった苦しみがあり、人々が「いつまでこんな事が続くのですか!」と叫び声を上げている姿があります。

 そして今日の7章では天上の場面が取り上げられ、大きく二つのイメージが与えられています。14万4,000人の人々が、部族ごとに整列している姿と数え切れない大勢の群集が白い衣を着て壮大な礼拝を繰り広げている姿です。かつてこの14万4,000人についてはキリスト教系の異端と呼ばれる宗教が、信徒の数がこの数字になったら世の終わりがくる、と物議をかもし出したこともあります。しかし、これは文字どおりとるべきものではなく象徴的に理解すべき数ですね。実際、12部族を表す12の二乗、それに更に完全数10の三乗をかけると14万4,000人になると言われていて、つまり古代イスラエルでは限定された数、一定の数を表す時に、こういう書き方が用いられたようなのです。ですからここでも余り細かな部分にこだわる読み方をせず、全体的な流れの中で二つのイメージが伝えているメッセージを理解していくことが大切ですね。そこでこの7章は先の6章で「いつまでこんな苦しみが続くのですか!」と訴えていた人々に対する答えになっているのです。やがて地上の苦しみは終わり、天上の祝福が待っていますよと約束している部分ですね。ただその約束に与る人は14万4,000人。一定の数の人です。つまり、子羊の血で洗って白く洗って白くされたキリストの十字架の恵みによって強くされた人たちですよ、と言っています。当時苦しみの中にあった人々はこうした約束に支えられたのです。聖書を続けて読み、あなたもイエス様を信じる者に与えられている祝福の素晴らしさを知っていただきたいです。

(PBA制作「世の光」2014.8.7放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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