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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■われらの救いの神よ / 岩井基雄

2014年08月01日 | Weblog
2014/8/1放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日もご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいましょう。今日は詩篇85篇の2節と3節です。早速お読みします。

 「あなたは、御民の咎を赦し、彼らのすべての罪を、おおわれました。あなたは、激しい怒りをことごとく取り去り、燃える御怒りを、押しとどめられました。」 旧約聖書詩篇85篇2節、3節

 ここに表現されている「御民」とは神の民として用いられたイスラエルの民のことです。イスラエルは三代目の王ソロモンの栄華の後、国が二つに分裂し、北王国イスラエルはアッシリヤに滅ぼされ、南王国ユダもバビロンの捕囚となるという憂き目に遭いました。それは神の民と呼ばれたイスラエルにとって屈辱的な敗北でしたが、その後、神様の憐れみによって新バビロニアはペルシャに滅ぼされ、イスラエルの民は故郷への帰還を許されたのです。

 この喜びの祈りが表わされたのは、先程のバビロン捕囚からの帰還の後、間もない頃と考えられています。神の民であるイスラエルは神様の憐れみを深く覚えました。バビロン捕囚は神様に背き、偶像を求めた彼らの罪のゆえでした。主の怒りとさばきを受けて当然の存在であるにもかかわらず、神様はイスラエルの財産をも護られ、彼らは様々な宝と共にイスラエルの地に戻ることができたのです。神様は彼らの罪への怒りを取り去り、押しとどめられ、憐れみを受けるにふさわしくない彼らに愛のわざを行なってくださったのです。神様は私たちをも愛し、私たちの罪の現実をすべて御存知で、なお愛し、私たちの罪を覆ってくださいます。神様は罪深い私たちにも恵みとあわれみを豊かに注いで、その愛のゆえに私たちの罪を赦し、あらゆることを益に変えてくださるのです。

 聖書のことば

 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」 新約聖書 ローマ人への手紙 8章28節

 神様のあわれみと愛を心から感謝し、神様の愛を受け取って、私たちも神を愛するものとさせていただきましょう。神様の愛はあなたにも用意されているのです。

 (PBA制作「世の光」2014.8.1放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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