■わざわいの意味 ／ 羽鳥頼和

2014/1/11放送

世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。

　多くの災害が日本や世界のあちこちで起こっています。今月、毎週土曜日4回にわたって出エジプト記から話していますが、この出エジプト記にはエジプトにもたらされた10の災害のことが記されています。7番目の災害として神様は雷と共に激しく雹を降らせて作物などに大きな被害を与えました。この7番目の災害が起こる前、神様はモーセにエジプトの王に言うべきことを教えられました。その神様のことばから、この出来事には二つの理由があることが分ります。

　第一の理由は、これによってエジプトの王がまことの神様の力を認めるためであるということです。神様はエジプトの王に、「わたしは災害を送る、それはわたしのような者は地のどこにもいないことをあなたに知らせるためである。」と言われたのです。

　第二の理由は、人を滅ぼす神の裁きと言うより、神様の慈悲からきているということです。災害はエジプトに悔い改める機会を与えるためのものでした。災害の前に神様はエジプトの王に、「わたしが今あなたがたを打つなら、あなたは地から消し去られる。しかしわたしはわたしの力をあなたに示すためにあなたを生かしておく。」と言われたのです。ですからこの出来事は、人が本当の神様を知り、人が悔い改めるために神様が行われたことだったのです。

　しかしこれが世界で起こるすべての災害の理由ではありません。どうして起こるのか、特にそこにある神様の目的や意図を人は知ることはできません。しかし私たちは聖書から神様がどのようなお方であるかを知ることはできます。神様はあなたを愛しておられます。神様はすべての人が救われることを望んでおられます。神様は死んだ人を生き返らせることができるお方です。神様は人に永遠のいのちを与え、天国に住む所を備えてくださるお方です。そして神様は、神様を信じる人に最善のことをしてくださるお方です。災害の多いこの世にあってこの神様を信じましょう。

　最後に新約聖書ローマ人への手紙8章28節をお読みします。
　「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

(PBA制作「世の光」2014.1.11放送でのお話より )
　
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