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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■どうかもう一年待ってください 1 / 大嶋重徳

2014年01月07日 | Weblog
2014/1/7放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。新しい年が始まりました。キリスト教会では年の移り変わりに良く読まれてきた一つの聖書の箇所があります。ルカによる福音書13章1節から9節のぶどう園のいちじくの木というイエス様がなさった喩え話です

 ぶどう園の主人がぶどう園の片隅に自分が食べるのを楽しみにしていちじくの木を植えました。主人はいちじくが実るのを今か今かと楽しみにしていたのです。どんなに甘い実が実るんだろうかと。しかしいちじくは三年待っても一向に実を実らせる気配がないのです。主人は怒ってぶどう園の番人に言います。「もう、この木を切り倒してしまいなさい。」 するとぶどう園の番人はう「ご主人、どうか、今年一年そのままにしてやってください。木の周りを掘ってこやしをやってみますから。」と主人に願うのです。

 この喩え話のぶどう園の番人はイエス様で、そしてぶどう園の主人は父なる神様を表しています。父なる神様は私たちをずっと見つめ、「ああ、今年はどんなに甘い実を実らせるんだろうか。」と期待して見ていてくださるのです。

 しかし実際の私たちの生活はどうだったでしょうか。「神様の期待に応えられた一年だった。充実した一年だった。」と胸を張って言える人がどれだけいるでしょうか。「切り倒してしまいなさい。」という声をギクッとしながら聞かざるを得ない自分の歩みがあったのだと思います。

 しかし番人であるイエス様は私たちを父なる神様の前でかばってくださるのです。「もう一年待ってください。必ずわたしが何とかしますから。」 私たちはこの自分をかばってくださるイエス様の後ろでこの一年を新しく始めることができるのです。そしてイエス様は私たちにこの朝もこう言われます。「わたしがあなたがまだ実を結ばない時も必ずあなたをかばってあげるからね。大丈夫だよ。」そうおっしゃってくださるのです。

 このイエス様の暖かいことばに励まされて自分のこの一年を主にお委ねしながら新しい一年を踏み出してまいりたいと思います。どうぞお近くの教会で新しい一年の礼拝を始められてはいかがでしょうか。
 
 ( PBA制作「世の光」2014.1.7放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

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