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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■呪われた家族 / 板倉邦雄

2014年01月08日 | Weblog
2014/1/8放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は、「呪われた家族」という題でお話ししましょう。
 『犬神家の一族』という呪われた一族を扱った小説があり、映画化もされました。創世記38章に登場するユダ家も呪われた家族ではないでしょうか。

 さて、ヤコブの四男ユダはカナン人の地で生活を営むことになりました。そしてカナン人の娘と結婚したのです。それからユダには三人の男の子が与えられました。長男のエル、次男はオナン、そして三男はシラという名前でした。父親ユダは長男エルのためにタマルという妻を迎えます。しかし長男エルは主なる神様の前に極悪人だったようですねえ。事故か災害か病気かそれとも喧嘩の末に殺害されたか、とにかく妻タマルを残して死んでしまいました。父親ユダは長男を失うのです。

 そこで父親ユダは当時のしきたりに従って次男のオナンに言いました。「兄の妻タマルと結婚して兄エルのために子どもを残すようにしなさい。」 たとい伝統的なしきたりであり、父親の命令とは言いましても、兄のお下がりと結婚する、しかも生んだ子どもは長男エルの子どもとなるのですからご遠慮したいものでしょう。そこでオナンは兄の妻タマルと結婚しましたが、子どもができないように「地に漏らした」と聖書は書いてあります。オナンのした行為は主なる神様の前に悪かったので、主なる神はオナンを打たれた、とあります。父親ユダは次男も失くしました。

 さてユダはタマルに言いました。「私の三男シラが成人するまで未亡人のままで実家にいてくれないか。」 父ユダは三男も同じように呪われて死ぬかもしれないと恐れたからでした。父ユダには嫁タマルは不幸を招く嫁とうつったのではないでしょうか。

 さてこのユダの家族を呪われた家族と人々は呼ぶでしょう。私たちも表面的にはそのようにうつるかもしれません。しかしこの呪われたようなユダの家族から実は救い主イエス・キリストが登場してくるのです。

(PBA制作「世の光」2014.1.8放送でのお話より )

 
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