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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■骨肉の争い / 板倉邦雄

2013年06月26日 | Weblog
2013/6/26放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「骨肉の争い」という題でお話ししましょう。

 「嫉妬は男においては弱さであるが女にあっては一つの強さである。」 これはフランスの文学者のことばです。今日は嫉妬に狂った姉妹の骨肉の争いをお話ししましょう。創世記の30章に入ります。

 さて妹ラケルは自分が夫ヤコブに子を産まないの知った時、姉のレアを妬みました。姉レアと夫ヤコブの間には既に4人の男の子がいました。妹ラケルは夫ヤコブに食ってかかりました。「あなた。私に子どもをください。さもないと私は死にます。」 夫ヤコブはむっと来て、ラケルに向かって怒って答えました。「お前をどんなに愛しているか、分かってるじゃないか。あなたの胎に子どもを宿らせるのは神様じゃないか。私が神に変わることはできないだろう。」 「あなたの愛の証し、しるしが欲しいの。じゃあこうしましょう。私の仕え女ビルハがいます。彼女の所に入ってください。あなたの子をわたしの膝に置きたいの。姉に負けたくないのです。」 妹ラケルは仕え女のビルハを夫ヤコブに与えて妻とさせたので夫ヤコブは彼女の所に入りました。ビルハは身ごもってヤコブに男の子を生みます。名をダンと名づけます。またビルハは身ごもって第二の男の子をヤコブに産みました。そこで妹嫁のラケルはまた「私は激しい争いで姉と争って勝った。」と言って名をナフタリと名づけます。勝った負けたの問題ではないでしょうにねえ。これも女性の嫉妬のなせる一つの強さなのかもしれません。

 さて一方、姉レアもまた自分が子を産むのがやんだのを見ると、妹に負けてなるものかという気持ちに駆られたのでしょう。自分の仕え女ジルパを取り、妻として夫ヤコブに与えました。そして2人の男の子を膝の上に抱くことになります。名前はガドとアシェルでした。

 ところで姉妹の嫉妬による争いの中で4人の男の子が生まれてきました。ある意味で生まれてきた4人にとっては迷惑なことでしたねえ。しかしたとえ私たちの身勝手から生じたことでありましても主なる神様が与えてくださった命ですから神様が導いてくださるように神様を信じて祈っていく使命がヤコブ家に与えられているのです。

(PBA制作「世の光」2013.6.26放送でのお話より )
 
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