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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたがたに救いがある / 福井 誠

2013年06月13日 | Weblog
2013/6/13放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたがたに救いがある」です。それでは第一サムエル記11章9節から読んでみましょう。

 彼らは、やって来た使者たちに言った。「ヤベシュ・ギルアデの人にこう言わなければならない。あすの真昼ごろ、あなたがたに救いがある。

 今日の聖書個所を理解するためにヤベシュ・ギルアデの人に何が起こっていたのか少し背景を説明したいと思います。

 イスラエルの近くに勢力を誇るアモン人の王ナハシュという人物がいました。彼はイスラエルの領土に侵略し、ガドとルベンという民族を虐待し右眼をえぐりとる残虐な行為を行なっていました。約7000人のイスラエル人がナハシュの手を逃れ、ヤベシュ・ギルアデという地に逃げ込んだのですが、ナハシュは彼らを執拗に追いかけたという訳です。そしてナハシュは彼らに右眼をえぐりとって奴隷になることを要求したのです。ある意味で全面降伏を迫った訳ですねえ。

 ヤベシュ・ギルアデの地に逃げ込んだ人々は自分たちを救い出してくれる者を探しましたが、状況は絶望的でした。イスラエルの他の部族は誰も彼らに手を差し伸べ援軍を送ってくれることはなかったのです。彼らが望みを失って声を上げて泣いているときにイスラエルの最初の王様サウルにこの様子が知らされます。そしてサウルにまた神の霊が降り、サウルは神の力を受けてこのアモン人ナハシュの挑戦に立ち向かう訳です。サウルはナハシュの軍隊と戦う兵士を集めました。その集まった兵士たちがギルアデの人々に言う訳です。「あすの真昼ごろ、あなたがたに救いがある。

 この物語は私たちに単純なことを教えています。私たちの人生にはどうも助けが無いと思うようなことはいくらでもあることでしょう。振り払っても不幸が追いかけて来る、そんなふうに思う時があることでしょう。しかし神は私たちが考える以上の存在であり、神の力と私たちに対する神の愛は計り知れないのです。大切なことは苦しみや試練にあった時に神を呼び求めることです。「あなたがたに救いがある。」と言って実際に働いてくださる神を覚えて信頼することです。神の解決に望みを置きたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.6.13放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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